「締めくくった記念すべき50th」男はつらいよ お帰り 寅さん 零式五二型さんの映画レビュー(感想・評価)
締めくくった記念すべき50th
シリーズを全て観てきたファンにはたまらない。
名シーンをうまく切り取り、本作に挿入。
懐かしい気持ちにどっぷり浸れる。
と言っても回顧録的な作品ではなく、49作品終わってから約20年。
その後の男はつらいよを満男主人公目線で新しく作品として作り上げた。
すっかりおじいちゃんとおばあちゃんになった博とさくら。
あれ?
と思うところは徐々にセリフで補足され、
その後どうなった?という疑問はスッキリ解消されるし、過去シリーズの伏線を回収してしまう作りに納得。
満男と泉の再会
そして思い出を語り合い1日過ごして空港でのお別れ。
それぞれに家族は出来ても、あの熱く燃えた青春時代は誰にも邪魔されない。
人にはそういう瞬間というものがあるものだ。
娘ユリちゃんの「パパおかえり」はドキッとさせられた。
国民的映画、ここに完結です。
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NOBUさんのコメント
2023年9月6日
今晩は。
以前、”どこの家にも寅さんが居れば良いのに!”と喝破した素敵なレビュアーさんの言葉がありましたが(我が家では、少しメンドクサイな)確かに寅さんの様な人情強きオジサンが(偶に)居れば、悩み多き青少年は救われるよなと思いました。
山田洋次監督の作品は、最新作を含め常に人間性肯定の視点で描かれているのが私は、好きなんですね。では。返信は不要ですよ。