「日本人の国民的ヒーローは、寅さんです！！」男はつらいよ お帰り 寅さん 琥珀糖さんの映画レビュー（感想・評価）
日本人の国民的ヒーローは、寅さんです！！
「男はつらいよ」シリーズ50周年記念作品であり、
シリーズ50作品目にあたります。
監督はレジェンド山田洋次（この9月13日で91歳になられました)
（日本のクリント・イーストウッドそのものですね)
前置きが長くなりましたが、最初のシーンからラストシーンまで、
最高に面白かったです。
4Kデジタルで蘇った寅さんこと渥美清さん。
（没後もう26年になるのですね)
元気盛りの活きのいい口跡。啖呵のべらんめー調。
元気いっぱいにスクリーンに登場します。
再現シーンと現在進行形の話のミックスが上手いこと。
今作の山田洋次監督は天才的でした。
実をいうと、「男はつらいよ」シリーズを観たのは2回目です。
昨日、浅丘ルリ子がマドンナをつとめている「ハイビスカスの花」を
初めて観ました。
で、全然大きなことは言えません。
そんな有様ですが、渥美清の妹役のさくら（倍賞千恵子)その夫の博（前田吟)
2人の息子の満男（吉岡秀隆)は知っていました。
代々のマドンナ役は新聞やテレビで取り上げられるので、
そこそこ知ってはいました。
そんな初心者です。
今作1番の見所は、山田洋次監督のラブコールで23年振りにスクリーンに
復帰した後藤久美子さん。
満男の初恋の相手いずみちゃんです。
再会した満男といずみのロマンスの行方など、おおいに気になる所ですが、
外国へ嫁いでキャリアウーマンのいずみの頭痛の種は、
やはり日本にいる両親のこと。
介護施設に入院している父親(橋爪功)
離婚した母親は夏木マリです。
橋爪功も夏木マリもすごい怪演です。
介護施設まで車で送った満男に、お金をせびる橋爪の演技の上手いこと！！
夏木マリも負けていません。
ダメでどうしようもない母親をやり過ぎとちゃう・・・と思うほどリアル。
いずみちゃんが帰国をためらった気持ちが、マジ分かります。
そして間に挟まって右往左往する満男。
その立ち位置が絶妙。
《困った時はいつだって呼んでくれ、すぐに飛んで来るよ！》
それが十八番の寅さんの台詞。
満男の運動会にいつもの格好で応援に来ます。
（今の時代の小学生なら登校拒否になりそうですね！)
リリー（浅丘ルリ子）も良かったです。
寅さんの唯一無二のマドンナはリリーさん。
渥美清さんが亡くなっても皆さん（倍賞千恵子さん、前田吟さん、
（浅丘ルリ子さん・・・)
お元気で本当に良かったです。
日本人には「ロッキー」より「ダーティーハリー」「スターウォーズ」より、
やっぱり寅さん、車寅次郎が似合います。
家族愛と人間愛の原点ですね。
琥珀糖様
お邪魔します。私も今作、大好きです。第1作（69）から50年目で50作目って、前人未踏すぎてすごいですよね！しかも、過去作品の名シーンと現在をつなぎ合わせて1つの物語にするというアイデアもすばらしい。自分のことを振り返ってみても、過去の出来事やすでに故人となった人達との思い出と一緒に今を生きている気がするので、この作品は人生そのものと思えます。オープニングに桑田さんのテーマ曲があって、そして、エンディングに渥美さんの歌を聴いたときに、懐かしさやら親しみやら何やらが混ざって自然と涙が溢れました。言葉で書き尽くせない感動がありました。時々、思い出したように「男はつらいよ」シリーズを観てます。まだ3分の1くらいかな～。何を観たか、観てないのかわからなくなってます（苦笑）。
赤ヒゲでした。
ジョゼと虎と魚たちレビューへの共感＆コメントありがとうございます。
確かに、実写版とアニメ版では、作風は変わっているでしょうね。
では、また共感作で。
－以上－
琥珀糖さん、こんにちは。
フォロー&共感ありがとうございました。
寅さんシリーズは２作との事。僕は父が大好きだったので、子供頃から少しずつ、ほぼ全シリーズ観ました。
前半と後半で味変してますが、個人的には寅さんもおいちゃんも威勢が良い前半が好きです。
是非観られるなら前半をお勧めします。
３・４作は山田洋次監督ではないので、味わいがないのでご注意を。
勝手な個人的意見を長々とすみませんでした。
琥珀糖さん
こんばんは(^^)/
共感&コメントを
ありがとうございます。
「寅さん」スクリーンで
甦り 嬉しかったです。
まさに、国民的ヒーローですね。
渥美清さん=寅さんのイメージしかなくて(^^ゞ
それも、凄いことだと・・・
お正月は、寅さんと釣りバカでしたね(^^)/
私、意外と 邦画もみているんですよ。
レビューは、殆ど洋画ですが💦
浅丘さんの
「ハイビスカスの花」も良いですよね。
歴代マドンナたち
懐かしいですね。
私は、ジュリーと田中裕子さんの作品が
印象的でした(^^)/
後に、ご結婚されてびっくりでしたが
山田違いですが
山田太一さん原作の
「想い出づくり」ドラマを観て
裕子さんファンになったのです。
寅さんに出演されて嬉しかったです。
余談でしたね(^^ゞ
満男君といずみちゃんの再会も
楽しめてステキな映画でした。
夏木マリさんもステキだし
豪華なキャストでした(^^)/
寅さん一家も大好きです。
山田洋二監督さんにも
感謝です。(#^.^#)
琥珀糖さん
みかずきです
共感ありがとうございます。
寅さんに、またスクリーンで会えるとは思っていませんでしたので、
本作、感慨深かったです。
寅さんは、相当数観ていますが、本作を観て感じるのは、
歴代マドンナ達の活き活きとした美しさです。
マドンナ役のさくら役の倍賞千恵子も単に美しさだけではなく勢いを感じました。
流石、名匠・山田洋二監督、本作におけるマドンナ役の重要性を分かった上で、マドンナ役の女優を選んでいると推察します。
男はつらいよは、戦後日本の家族の原風景を捉えた傑作喜劇だと思います。
では、また共感作で。
－以上－
