劇場公開日 2019年12月27日

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「日本人の癒し「寅さん」、見て良かった。」男はつらいよ お帰り 寅さん クララさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0日本人の癒し「寅さん」、見て良かった。

2020年1月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

山田洋次監督による国民的人情喜劇「男はつらいよ」(寅さん)シリーズの50周年記念作品。
寅さん(男はつらいよ)と言うと、おじちゃんおばちゃんのお正月恒例の娯楽映画で誰もが楽しみにしていたのではないか?
子供、若者にとってはあまり面白いものでは無かった。晩年釣りバカ日誌と二本立て映画になって、テレビで上映されたのを見て、どちらかというと、釣りバカの浜ちゃんの方が好きだった。でも、これを見たら、「寅さん」が、何とも言えなく懐かしく、じわ~っと、心が暖まり心が休まる、大好きな作品だったのだと判った。
昔を回顧するシーンが何度も登場し、歴代マドンナ役の女優の皆美しいことなんのって、日本の女優も捨てたもんじゃない。
若きし、さくら(倍賞千恵子)も、博(前田吟)も、可愛いし、イケメン。
ゴクミこと後藤久美子さんも国民的美少女で超可愛いかった、そして今は神秘的な東洋美人に変身(ちょっと声が低くて、、、イメージが違ったけど)。
渥美清=寅さんはイケメンじゃない(どっちかというとお笑い系の不細工なオッチャン)、
なのに、バカボンのパパのような不思議な魅力があり、何だかかっこ良く見えてくる!?見た目が約30年(40歳ぐらいから68歳ぐらいまで)ほとんど歳を取ってないのもすごい!
心優しく口達者、でもシャイで恋愛には専ら奥手で照れ屋。こんな叔父さんがいたらいいな~、いや結婚してもいいな~と思えてくる何とも言えない不思議キャラ。
笑いあり泣きあり感動ありで、今年初映画に選んで良かった。
少々厚いパンフレット1200円には、第1作目~第50作目の歴代マドンナが載っていて、読み応えがあり、お勧めです。

クララ