「命短し恋せよ乙女」男はつらいよ お帰り 寅さん ロッキーさんの映画レビュー(感想・評価)
命短し恋せよ乙女
「命短し恋せよ乙女」・・・。そんな気持ちになる映画でした。寅やのおいちゃん・おばちゃんはもう居ないし、現在の櫻やひろしもすっかり老けてたし、泉ちゃんも年を重ねていた。対して、現在と同じ色調で違和感なく挿入される、昔の櫻や泉ちゃんの輝くばかりに美しいこと。とどめは最後、歴代マドンナのフラッシュバック映像。皆、昭和を代表する女優さんの一番輝いている顔・しぐさが続き、ため息と懐かしくて涙が出てしまう。山田洋次監督は、「命短し恋せよ乙女」・・”一日一日を悔いのないように、一生懸命に生きてください”・・と言いたかったのではと思いました。
ただ、個人的には、車でみつおと移動中の泉ちゃんの横顔、母さんとの一件がある映画上の設定にせよ、まるで化粧っけもなく疲れた感じになりすぎてて、もう少し照明やらカメラアングルとか、配慮してもよいのかな・・と思いました(これも演出?)
コメントする