「人間種として地球上での存在の仕方が問われている」ヒューマン・フロー 大地漂流 堂々庵さんの映画レビュー(感想・評価)
人間種として地球上での存在の仕方が問われている
地球は人間の惑星。
映画「猿の惑星」が示すデストピアは、そのまま人類が辿る世界でしかないと客観的に見せてくれるような映画。
人間は自分自身も含め、決して高等な動物でないと。
戦争、差別・迫害そして自然変動も人間種特有の行為。他の種にないものであるが、すべては種の成り立ちを越えるものではない。
われわれは、地質学上で「人新世」という新時代に入っているとも言われている今、種の成り立ちを越えて多様性の存在を認め合う世界を、心底、求めていかねばなるまい。
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