聖☆おにいさんのレビュー・感想・評価
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笑えるシーンがあるにはあるが…
原作(10巻くらいまでですが)を知っている身としては、「コレジャナイ」感が結構あったかなぁ。
原作を知らない人にとっては、予告でもあるような福引の場面や涅槃の場面があるのは必要だとは思うんだが…
超極論かもしれないけれど、悪魔軍との戦いのみをピックアップした映画だったら評価は違ったかもしれません。原作やキャストに期待していたわりにはうーん…って感じでした。
多様性の時代の写し絵
イエス・キリストとお釈迦様が下界でバカンス、なんと立川の6畳一間のアパートで人間もどきに同居生活なんて設定は漫画にしても不道徳極まりないと敬遠していたのですが、アニメ、実写化と話題になっているようなので観てみました。
イエスと仏陀は宗教の開祖、物語にするなら神話の神々やクリーチャを扱った方が脚色できるから映画でもお馴染みですが現代でも信者の多いキリスト教と仏教を茶化すのは並外れた世界観ですね。
いまだにイスラエルの紛争など宗教や文化の違いで争いが絶えない世界ですから現代に降臨した聖者の目から見た人類への警鐘、嘆きを含めた社会批判的な要素を織り込みたいのかとも思いましたが、描いているのはいたって普通の若者にしか見えない暮らしぶり。
キングオブコントやR-1グランプリなど滑稽なギャグが若者に大受けする昨今ですから何でもありなんでしょうが、なまじっか信仰心もあり頭の固いおじさんには製作動機が理解不能。
劇中で唐突に製作総指揮・プロデューサーの山田孝之さんへの福田監督のインタビューが挿入されていました、本編が余りにも虚構づくしなので現実を挿入することで、これはお仕事、我々は狂っていませんとアピールしたかったのでしょうかね・・。何で山田さんがと思いましたが原作の中村光さんの「荒川アンダー ザ ブリッジ」の実写化で山田さんが出演したことがきっかけで親交が深まり、今回買って出たようです。
まさに多様性の時代、映画にタブーは無いのですね、ある意味勉強になりました。
中村先生へのリスペクトがなかった
私は大好き!
凄い!こんなにつまらない映画とは中々出会えない
好みによるのかな
喜怒哀楽は無く終始くだらない感じで終わる映画でした。豪華な出演者が全力で演じる姿に最初は笑えたが最初から最後までこの感じだと正直…。
原作を知らないので知っていたらもっと楽しめたのかも。
ニルヴァーナとアガペーな日常~そのⅠ~
"聖☆おにいさん(実写版)" シリーズ第1作。
Netflixで鑑賞。
原作マンガは未読。
下界バカンス中のイエスとブッダを描いたワンシチュエーションコメディー。演者たちと福田監督がふざけまくって、相当楽しい撮影だったんじゃないかってことが伝わって来た。
ユルい会話を淡淡と映して独特な雰囲気を生み出したり、どこまでがアドリブなのか分からない暴走気味の演技(特に佐藤二朗)を放置したりする福田演出が好きなので楽しめた。
ボロアパートの一室で繰り広げられるキリスト教や仏教の知識を元にしたネタの数数は、知っていることもあれば「これどう云うこと?」となるところもあり、学習意欲が湧いた。
【東京・立川に降り立ったブッダとイエスの緩い日常を描いたコメディ。昔漫画も買って、NHKで放映された時も結構観ていたなあ。キリスト教や仏教の知識があればなお面白いよ。】
ー イエスを演じた松山ケンイチがビジュアル、バッチリである。-
<感想>
・毎回、仏陀(染谷将太)とイエス(松山ケンイチ)は白いTシャツを着ている。そして、胸には手書きで”涅槃”とか、”ヨシュア”とか、”大工の子”とか”ニルヴァーナ”とか、書いてある。
・イエスが陶器に嵌って6万円もする機械を買うも、直ぐに飽きて(ここの、イエスは飽きっぽい。)、製作途中の陶器がパンに成ったり。クスクス。
・二人でお互いに散髪している時に、仏陀の螺髪が解けるシーン。
ー ここは、NHKで観た気がする。NHKの放送はこの映画の分割バージョンだったのかな。-
<原作の漫画から好きだったのだが、キャスティングの妙に惹かれた作品である。>
うんこはダメだけど聖人はゆるくてもいい
原作はちょっとだがざっと立ち読みしたことがある
2作目は去年の6月に地元のイオンシネマで鑑賞した
それなりに楽しめたし駄作とは言い切れないがわざわざ映画館で上映するような内容とは思えなかった
音楽にしろ映像にしろ映画館で観てほしいといえる内容ではなかった
二作目より一作目の方が面白いという作品はたくさんある
『猿の惑星』『メジャーリーグ』『バックトゥザフューチャー』などなど
TSUTAYAで借りてきてみたが同じように緩い内容だった
原作者が満足しているようだし部外者が原作レイプと批判しても意味がない
生真面目に言えば原作だってキリスト教や仏教を冒涜しているんだし五十歩百歩である
それでもフランスよりはましである
つまらないネット民のように宗教で議論するつもりは微塵もない
無地のTシャツにいろいろ単語が書かれているがことごとく滑っている
家で休暇ならジーンズじゃなくてパジャマとかジャージ着てればいいと思う
かっこいいお兄さんならゆるくても白いTシャツにジーンズなのだろうか
吉田栄作かよ
吉田栄作は無地のTシャツに「うぉー」とか「もう誰も愛さない」とか「マネーの虎」とか書いたりしないけど
医者役として佐藤二朗通常運転
本当にキリストが休暇で立川でのんびりしているならついでに階戸瑠李の持病も治してほしかったな
イエスー、ノーだよ
下界に住み始めたイエスとブッダの日常を描いたコメディ映画。特になんの展開もなくゆーっくりと物語が進んでいく。
ただただ面白い。
ガッツリじゃなくてとろーり。
クスッと笑えるシーンの連続って感じ。
原作は未読ですが、これが漫画だったと思うとまた面白い。世界観好きですわ
お互い構えてる気がしてありのままではない。
ちょっと気使ってるよね?w
だけどなんかそんな雰囲気も見てて気持ちいい
まあ、これは映画じゃないですよね
10分程度の話が10個ぐらい?
短編ドラマ。Eテレ感強すぎですけど
山田孝之と福田雄一の会話は割とおもろい
別としても普通に見たいですね。
福田監督の笑い声がいつになってもツボ
別に、これを直して欲しい!とか無いけど、
物足りなさはある。この作品にあんまり求めたらいけないんだろうね。
染谷将太も松山ケンイチも好きだから、
楽屋みたいなノリは深夜見るのにはピッタリ。
よぉーし、今日はこの映画みるぞと意気込んでみる作品ではないので、お気をつけて。
Yahooでググるが個人的には1番好きです。
原作ファンです。きっつい。
原作ファンでした
過去形なのは、コミックでたぶん七巻くらいまでしか読んでないと思うので。
高校生に倫理の教科書を借りて読み込む程度に宗教や思想というものにちょっとだけ興味を持っていた頃だったので こういう形でのパロディに爆笑したのだった。
ブッダが
悟りは開いといた方が何かと就職に有利
(みたいな感じの事)を言ったりするのが もうなんていうセンスだろうと思った。
日本人は 元来 多神教の素質があり、山には山の神 村には村独自の神 道路の神 と言った思想が根付いているから、仏教が根付いてからですら生活の基盤にはそれぞれ持つ神があったりした。
日本人の宗教感と言うのは世界では特殊であると言うのは間違いない。
私の実家にもそして夫の実家にも仏壇も神棚もある。
それが普通であり 熱心なカルトの方が異端だ。
世界的に言うと あなたの信じる宗教は何かと聞かれて
Nothingと言ってはいけないという通説があった(今は知らないけれど)
なぜかと言うと 宗教がないと言うのは相当に野蛮で良心がない人のように理解されがちだと言うのだ。
そうそう。
彼らがまともで立派な人でいられるのは、神に見張られてると思ってるからなんだ。だから宗教を持ってないと悪事を平気ですると思われる。
では日本人はどうか。
日本人の道徳心は宗教とは切り離されている。
そして もともと希薄だった宗教観が根底から引っこ抜かれたのは戦後の 天皇の人間宣言 だったのではなかろうか。
歴史的に見れば僅かの時間だが、昭和の前半 日本国民は天皇という一神教に近い形を取った。
そこが崩れると もうあとは なんでもいいですと言った形で新興宗教が乱立した。
戦後の混乱期には 確かに道徳心も倫理観も消え去っていたのかもしれないが 他人のものを盗んではいけないとか きちんと並びましょうみたいな事は 今の日本人にはおおよそ宗教心がなくともでき得る国民性であろうと 私は思っている。
なので こう言った イエスとブッダが 立川の安めのコーポに住んでるのが 笑えるのである。
これにムハンマドを入れなかったのは 相当な確率で
作者の正しい判断。
絶対 誰かがマジで マジな顔して殺しに来ますから。
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