「勿体ない」峠 最後のサムライ szk1109さんの映画レビュー(感想・評価)
勿体ない
司馬遼太郎の原作、素晴らしいキャスティング、本来であれば魅力的な河井継之助という人物、これらの素材が全く生かされず、何も残らない映画となってしまった。
人物描写の掘り下げが浅すぎて、登場人物に感情移入できず、さらに平面的なシーンが淡々と繋がれるだけで、伝えたいものが全く伝わらない。
感動的なセリフを織り交ぜたいのはわかるが、そこに至る背景が描かれず、セリフも心に残らない。
戦闘はあるが迫力がなく、ガトリング砲もすごいのかすごくないのかよくわからず…。
原作が好きだったのですが、ただただ残念な気持ちになりました。
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