「いつも思うこと」いちごの唄 ウルスアベイユさんの映画レビュー(感想・評価)
いつも思うこと
岡田さんの作品らしく、優しくて丁寧で、最後まで楽しく観ました。
主人公の不器用さはギリギリで共感できますが、1年待ちはつらいですね。あと、彼は境界知能みたいな設定なんですか?よくわかりませんでした。岸井さんとの別れ際のジョークは中々でませんよ。
石橋さんは、どこか冷めたような役が合ってますね。その他、岸井さんとか清原さんとか恒松さんとか吉村さんとか後で出世した若手がたくさんでていて、岡田作品はその傾向あるなぁとちょっと思い出しました。
脇役もゲスト出演の方も、もちろん峯田さんもいい感じです。沼田のシーンもキレイです。
ただ、いつも思うことですが、東京であのような偶然は99.999パーセントないと思います。そりゃ、前の職場の知り合いとか、学生時代の友人と偶然再会することはあります。でも、会いたい人に都会で偶然は、ほぼ無理です。これを言ってしまうと、物語が進みませんし、ロマンティックな展開は起こりません。
どうせなら、徹底的に寓話にふりきればいいと思うんです。例えば、「アメリ」みたいにです。「いちごの唄」は、七夕を引っ掛けますが、現実の話です。
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