「エイリアン対レジスタンス」オキュペーション 侵略 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
エイリアン対レジスタンス
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オーストラリアの田舎町(ロケはマーウィランバ)をエイリアンが襲う、この映画の珍しいのはエイリアンの侵略軍と町の有志たちがレジスタンスもどきに山に籠ってゲリラ戦を繰り広げるところだろう。エイリアンに囚われた町民たちが得体の知れないプラントの植え付け、畑仕事をさせられる様はコットンフィールドの黒人奴隷の絵図そっくり。
敵は外見はエイリアンに仕立てているがどこかの国の軍隊の侵攻でも通じるようなストーリー、一味違うのは気性の荒い女闘士アメリア(ステファニー・ヤコブセン)は母星が滅びて地球に来たエイリアンに同情的、この辺はオーストラリアが流刑植民地だった歴史、かっては白人がエイリアンと同じ侵略者だったことへの自己弁護にも思える。
円盤や巨大な母船も出てくるしスタジアムの襲撃シーンでは圧倒的な力の差を見せつけられる割には通常兵器で互角に戦える辺りはどうなのだろう、もっとも「カウボーイ&エイリアン(2011)」ではインディアンの弓矢でやられていたからそれよりはましかもしれない。
例によって地球征服という大風呂敷の割には舞台が田舎町界隈なのは予算の都合もあるのでしょう。レジスタンスものとしてみればそれなりに楽しめました。
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