「序盤がピークだった」マイル22 たろうさんの映画レビュー(感想・評価)
序盤がピークだった
アマゾンプライムで観賞。
いきなり民家での銃撃シーンから始まる導入部分が良かっただけに、その後の物語の退屈さや会話劇のつまらなさが勿体ない。この映画を見終わった後、人間ドラマを思い返していると何故か口論ばかりしていたな…とそれしか覚えていない。
この手の映画は「シナリオよりもアクションを楽しむもの」と割り切っている人も多いと思う。その考え方も理解できる。個人的な考えだが、映画はシナリオとアクションどちらも中途半端になるよりはどちらかに振った方がいいと考えている。その方が鑑賞後も記憶に深く刻まれて長い間覚えていられるからだ。
ただ、本作はアクションの部部に関しても突出した部分は少なく、むしろ凡庸だったなとすら思う。イコ・ウワイスのアクション以外は特筆するようなところがなく、鑑賞後すぐに忘れてしまいそう。シナリオはアクションへと繋ぐためのものと考えても、もっとやりようはあったんじゃないかと思ってしまう、そんな作品だった。
コメントする