「この映画会社の戦略は上手く行ってるのかね?」マイル22 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
この映画会社の戦略は上手く行ってるのかね?
テロに使用可セシウム情報を握る情報屋を米国へ逃がす為、米国大使館から空港までの22マイル護衛するお話
米国の映画会社STXエンターテイメント(中国大手テンセントと香港の通信大手PCCWが出資。中国と東南アジア、インド地域までエンタメ影響拡大中)と、Huayi Brothersのマークが冒頭から絡んで来た時には、ある程度不安的要素はありました。
ポスターだけを見ればハリウッドばりばりガンアクションに見えます。しかし、別映画「ザ・レイド」等でイコ・ウワイスを知っていて、亡命者ってだけで何かあるなと思ってましたが、やはり東南アジア特有の格闘アクションあり。
護衛アクションも最初は面白みを感じましたが、時間に連れて淡白になって行く。
ラストのどんでん返しは今までアメリカが他国にやってきた勧善懲悪的考えを皮肉たっぷり返す様な終わり方でしたし、全体的に中途半端。
これやりたいなら、せめて相手国実名しろよと。
ある程度の収益を事前に見込み、「ここまで予算は使っていい、だがしかし、大作にもしなくていい」感が満載な映画。
東南アジア、インド辺りを狙う香港PCCWの思惑強いな〜。ハリウッド技術&俳優はもうブランドみたいな物で、演技も何も期待しない時代に来てしまったのかな。。。
残念がり、ビールが飲める作品でした。
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