「Mr.Beenを知る人ならかなり楽しめる」ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 でゑさんの映画レビュー(感想・評価)
Mr.Beenを知る人ならかなり楽しめる
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この映画はMr.ビーンとは全くの別物だけど
実際の内容はほぼMr.ビーンといってしまって構わないくらい
ギャグ濃度の高い作品となっている。
元々この作品は主演のローワン・アトキンソンがMr.ビーンとは違うものをと作ったはずで
最初の作品は意外と真面目なシーンも多く此処までギャグシーンは徹底してなかった。
ところが現在ビーンは過去の作品となった事もあって吹っ切れたのか
ギャグ全開となってる。
その為に007の様な物語の設定さえもギャグをする為の段取りとされているので
あまりシリアスな感じはしない。
故に設定が少々雑なところがあるが(例えばイギリス首相がハッカーに英国の全データを委ねるとか)
それ以上にローワン・アトキンソンのギャグが冴え渡っていて気にはならないが
往年の007の様な格好良さを期待すると見事にスカされる。
もっともローワン・アトキンソンからその007も
もうアナログだとネタにされるくらいの感じなので
昔の007は斜陽になってしまったのだろう。
一つ気になったのはこの映画でかかっている音楽が
バブル全盛期にかかっていた音楽(1980〜1990年頃)で
今現在50代になっている人は苦笑い必至である。
そして俺も結局はアナログだよなと自嘲してしまうような雰囲気がある。
出来ればアラフィフ前後の人に見て欲しい。
感慨深いしかなり共感出来る部分もある。
多分若い子には理解できないんじゃないかなと思う。
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