「これ程までに美しく優しいエンディングはない。」コードギアス 復活のルルーシュ soogle_kさんの映画レビュー(感想・評価)
これ程までに美しく優しいエンディングはない。
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「コード・ギアス」は自分がこれまで見た中で、最も心を揺さぶられたアニメである。
ルルーシュとスザクを中心に相対する関係性の中で、矛盾をはらませる秀逸な構造展開と、民族、ひいては国家という概念や、憎しみから、いかに人は開放されうるかという深い問いと示されたある種の思想にこそ、この作品に自分が強烈に惹かれた理由が存在した。
(以下それをまとめた自分のギアスへの思いをありったけぶつけたnote https://note.mu/sugoroku0609/n/n14538382f46b)
これを踏まえると、正直に言えばアニメTV版で展開された構造的な奥行きと思想に関して、同じレベルには行き着くことはできなかったと感じた(それは期待が高すぎたのもある)
だがしかし、シリーズで登場してきた愛すべきキャラクター達と、ルルーシュがルルーシュたる所以、その真髄は十二分に発揮されていると感じた。
最後のエンディングでの展開も、CCとルルーシュの関係性をこれ以上無いほどに、美しく、優しく描いた所に、制作陣のこの作品のファンへの深い愛情を感じずにはいられなかった。
ある種この作品の新たなる扉の幕開けがあるのかもしれないとも感じたし、「コードギアス」の世界に改めて浸れたことは、何よりも尊く、谷口監督・脚本の大河内氏を始め、この作品に思いを込めた全ての関係スタッフの方々に、心の底から感謝したい気持ちになった。
そして改めて、この作品を自分に教えてくれた、親友に感謝したくなった。
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