ラストレターのレビュー・感想・評価
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素敵なラブストーリーに感涙した
この手の作品は邦画ではあまり見ないのですが自分の中での必ず見るべき俳優さんの神木隆之介と森七菜が出るので一応観たのですが、途中から自然と涙が止まらない場面が幾度もあり、最後の方はいろいろな複雑な想いとともに泣いていました。福山さんの抑え気味の芝居も良かったですし、松さん、豊悦さんも素晴らしかったです。
心が洗われるような
青春っていいなぁ。と思えるのと同時に予告編で語られない部分が観ていておお…!と、思える作品。
俳優達の演技がとにかくすごい。
私ももう一度夏休みを体験したい!
個人的に庵野秀明の起用が良かった。
この役なの?という…
優しい気持ちになる映画。
ひとりでゆっくり観るのがおすすめ。
きっと誰もが持つ苦い経験
とてもロマンチックな映画でした。
映画や小説って、鑑賞する側の人の今までの経験だったり生い立ち、年齢だったりで捉え方がガラリと変わることがありますよね。
この作品は、そういうところで私に取り戻せない過去をズバズバと突きつけてきました。
この映画の主人公って、森七菜さんですよね? 彼女が最も輝いていたというか、今の彼女だからできた作品な印象があります。
けど俳優陣よかったです。松たか子さんに広瀬すずさん。一見、雰囲気推しのドヤ顔映画になるかなと思っていましたが、ぜんぜんそうならなかった!
あと子どもの描き方がすごい生っぽい。ああいうところ「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」からぜんぜん変わらない良さですね。
夏、里山、初恋の人、ってこれもう、ノスタルジーの代名詞を全部入れて、そりゃ映画見たあとボーーーっとするよなあ。って気持ちでした。
全体を通して透明感に包まれ、エンディングでは幸せな気持ちに包まれる秀作
私にとっては海街ダイアリー以来の、それはそれは、自分に憑いている悪いものがすっかり落ちてしまいそうなほど、透明感に包まれたピュアな映画でした。
私のような、40歳を超えたくらいの、色々なことを経験してきた人には心に響くと思います。
(逆に言えば、まだ人生経験の少ない若い方にはあまり響かない退屈な映画に映るかも知れません)
ほっこり微笑むシーンもあり、途中からは時折涙が溢れるシーンもあり、最後はすっかり幸せな気持ちになって帰りました。
最近暗い内容の映画を多く観ていた私ですが、一年に一度はこういう心洗われる映画を観た方が良いなと思わせてくれるステキな映画でした。
自分が過去に好きだった人に渡した手紙は今どうなっているのか、今まで考えたこともなかったけど、気になります(笑)
セミの音
夏の空気やにおいがスクリーンからこちらへ漂ってくる映画だった。
さまざまなセミの音がサウンドトラックのように鳴り響き、膨らむノスタルジーをたっぷりと味わえる。
ラブレターを通して交差するあの頃と今、あの人とあの人の大切な人。
想像以上に複雑な交わり方をするそれらに最初はハラハラしてしまう。
少しずつ繋がってほどかれていく先に、人生と想いの形が見えてきた時、どうしようもなく温かい気持ちが溢れて胸がギュッと締めつけられた。
言ってしまえば、引くほど重くてねちっこい恋心。
それをしっとりと叙情的に、爽やかにロマンティックに、こんなにも綺麗に描けるものかと驚く。
出来すぎていてファンタジーにも近い展開の中に、打ちのめされるような現実も混じっている面白さ。
とにもかくにも祐里が大好き。
高校時代の彼女には移入しまくってしまった。
もう全部全部の表情が可愛くて、それでいて苦々しく切なくて。泣けて泣けて仕方なかった。
明るく振る舞ったりなんか空回りしてワタワタしちゃうのは大人になっても変わっていなかったりして。
義母へのボヤきが本当に好き。
人と人の繋がりの奇跡を信じ、どこまでも優しい姿勢を崩さない描き方が嬉しい。
ただ、あんまりにも眩しく澄んで見えるものだから、観賞後は謎の虚無感に襲われてしまった。
冷静になると結構気持ち悪い人が多くて、その気持ち悪い部分をちゃんと気持ち悪く描いてくれたなら、この映画をもっと近くに感じられたかもしれない。
この映画の中でも起こったことについて考えるのが少ししんどくなってしまう妙。
すごく面白かったし良かったんだけど、満たされた気持ちは続かない。
現状、恋も愛もしていない私の妬みの感情なのかもしれない。
岩井監督の作品をみておかなくては
伝説のように語られる岩井監督の作品っていかなるものか 「Love Letter」
の小説だけを読んでいて、25年後期待をもって本作を観ました 男性目線から思えば、
過去の自分の不甲斐なさ、恋人を自分が幸福にするどころか、不幸な人生を送らせてしまったことへの悔悟に、苦しむ姿は共感するところではあります いつまでも過去の思いにとらわれて生きてきた姿に非難や批判はあるでしょうが、自分だったら違う人生を送ることができたのではないかという、自惚れに近い感情が観ていて辛くもありました 同窓会で自分と同級生の「現在の立っている位置」を確認したり、振り返ることは残酷なことあると思います
常に隙のないような役の多かった福山さんだから、男性の持つ弱さ、女々しさも痛く感じることができました 「三度目の殺人」の時の広瀬すずと福山さん、設定は違うけれども広瀬さんの成長は驚くばかりです 岩井監督にすれば故郷を舞台にしているところからも、強い思いがあるのでしょうね 是非活字で振り返りたいものです (1月23日 イオンシネマ高の原にて鑑賞)
若い演者達の瑞々しさが良い。
全体を通して見ると、個人的に「なぜ?」と思う部分も多く、過去と現在の入り乱れる描写が、あまり胸に刺さらなかった。
松さん演じるユウリが自分勝手な女に見え、あまり好みでなく、「松さんなのに、もったいない…」と感じた。
福山さんの冴えない、さびれた雰囲気は、きっとあれで正解なのでしょう。変わったなーと思ったけれど、かつて魅力のあった、素敵な過去の恋愛に縛られている中年男感、よーく出ていました。
ただ、あの姉妹の娘、高校時代を演じた広瀬すずさん、森七菜さんと、福山さんの高校時代を演じた神木くんが、素晴らしかった。
瑞々しく、美しく…表情のコロコロ変わる2人の少女。
福山さんと広瀬さんが仏壇の前で語らうシーンは、少し目が潤みました。周りからは鼻を啜る音も聞こえて来た…。
広瀬さんの表情の変化だけでも、この映画、見る価値はあると思いますし、学生時代に同じように、大切な、大切な、宝物みたいな思い出を残せた方は、懐かしさに震え、もっと胸に刺さる作品になっていると思います。
トメル、トマル、キリトル、ウゴキダス
それぞれが、止める、止まる、切り取る瞬間であったり、場面であったり、時間であったり、が瑞々しく伝わってきた。そして未咲の死を知る、話す、受け入れることで、それぞれの時間や気持ち、日常が動き出す、のが美しく伝わってきてエンドロールまで余韻を残す。
死んだ人は忘れられた時が本当の死だと思うので、未咲の死を知らない同窓生の中では彼女は今も生きているのが嬉しいような哀しいようなそんな気がいつまでも。
設定には少し無理があるけど、登場人物一人ひとりがていねいに描かれ...
設定には少し無理があるけど、登場人物一人ひとりがていねいに描かれていて展開も急ぎ過ぎず、いいなぁと感じました。
広瀬すず、松たか子、福山雅治、神木隆之介さんたちの演技がよかったのでそう感じたんだろうと思います。
ときどき出される風景も美しく、落ち着いた気持ちで見ることが出来ました。
私はこんな、ていねいで落ち着いた感じの邦画が好きなので、観てよかったです。
これ、おもしろいですか
中山美穂が「この小説おもしろいですか」と聞くシーンがあった。
私は即座に「全然!」と呟いた。
映画だからこそ、仕方なく最後まで観た。
テレビだったら、30分と待たずに消していただろう。
退屈な時間はなかなか進まず、何度腕時計を見たことか。
とにかく冗長で平坦かつ違和感ありまくりのストーリーだった。
若き日の思い出を胸に抱きながら、
それにしがみついて生きている中年の様子がだらだら垂れ流される。
純愛?福山や松だからこそで、普通ならストーカー。
観ていて、気持ち悪い。
これいる?というエピソードもてんこ盛りで、とにかく苦しかった。
余りにつまらないと原作に興味が湧くのだが、これはそれすらない。
珠玉の名作です
うっかりハンカチを忘れて観に行ってしまい失敗しました。前に大切な人からもらってずっととってある手紙のような美しく繊細で懐かしい感じがする作品でした。福山雅治さん豊川悦二さん中山美穂さんの寂びた演技が素晴らしいです。
広瀬すず賛歌
まず最初に言っておきますが、私は広瀬すずのフアンです。だから圧倒的にすずちゃんよりの
レビューになります。
さて皆様いわゆる聖地巡礼。映画のロケ地に行った事はありますか?正直無駄な行為です。いや勝手に来られても受け入れ体制もないです。
迷惑千万だ!
そんな暇があったら映画館に行け!一言で言うと・・・
馬鹿だ❗️
もうオチが分かった人は多分いると思いますが・・・
それは私だーー❗️
例えば「君の名は」エンディングの石段は
四谷の須賀神社だ。私は5回行ったぞ。行く度に外国人が増えている。
YOUは何しに須賀神社へ?
愚問の極致だよ❗️
瀧くん(神木くんが声優やってる!)のバイト先のレストランも行った。新宿御苑、大木戸門のすぐ前だ。いい感じの店だ。噂では今日瀧くん来ていますか?と聞くと「今日は休みなんですよ」て答えてくれるとの事だったが・・・
恥ずかしくて聞けなかった!
ヘタレか❗️
いやね、流石に馬鹿でも聞けなかった。その頃はここの会員じゃなかったし・・・
申し訳ない!
で、もっと行ったのが「海街diary」の舞台の鎌倉だ。この映画を簡単に説明する。鎌倉に住む三姉妹が異母姉妹のすず(なんと広瀬すずが演じている。)を家に迎え入れ四姉妹になった日常を淡々と描いている映画だ。
大きなドラマはない。でも好き。それでたまらず、聖地巡礼ですよ。江ノ電で極楽寺へGO!
あの美人四姉妹はどこに?
いねえよ❗️
でも楽しかった!何回も行った!鎌倉の街は山あり、海あり、古刹あり、切り通しあり、古民家カフェあり、猫カフェまであるぞ!
素晴らしい!
それで広瀬すずちゃんの大ファンになった。カルタ、チアダンス、バイオリン、アニメ制作、前のめりで頑張れ!頑張れ!
日本一応援している女優だ!
さていつものように長いまくらが終わりました。申し訳ございません。この先はネタバレが、含まれているかもしれません。映画未見の方は読まない方が良いですよ。
まず私が力説したいのはロケーションだ。映画のロケーションは大事だ。凄く。
例えば大林宣彦の映画だ。年月が経ち一番記憶に残ってるのは尾道の風景だ。そうじゃないですか?
この映画は仙台市と白石市で撮影されている。
。冒頭の滑津大滝(白石市) 何故か懐かしい。私のこころの風景になった!
今度、火野正平さんにお手紙を書いて行ってきて貰おう。いや、まじで!
縁側のある古い家屋。日本人の原風景。庭先で花火。西瓜。いいねえ〜
また音響効果が素敵だ。
ヒグラシの鳴き声。実はこれだけで多くの情報量がある。季節は夏の終わり。時間は夕刻近く。場所は自然豊かなところ。
ヒグラシは夏の名残を 追って鳴く
淡い青春への 想いを込めて
ヒグラシの鳴き声にある登場人物の心理がシンクロする。自然音と言うより効果音。
上手い。思わず唸った。時計の音の使い方もいい。ドキドキした。
画面構成の美しさ。夏の終わり。里山に優しく降る雨。古いバス停で白いワンピースをまとい見送る美少女が二人。
フェルメールの絵に匹敵する。
一幅(いっぷく)の絵画は千の言葉を語る。筆舌に尽くしがたい。
キャスティングも素晴らしい。適材適所。それぞれの場所で輝いてこの美しい物語を紡ぎあげた。
この撮影の時は広瀬すずは19歳、森七菜は16歳だ。少女と言っても良い。「時をかける少女」の原田知世のように、この二人はスクリーンの中で永遠の命を得た。
そして私たちの心にも、美しい風景と共に深く刻まれた。
刹那が永遠に変わる魔法、それが映画だ。
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