「突然現れた」37セカンズ tyzさんの映画レビュー(感想・評価)
突然現れた
障がい者お涙頂戴ものにあらず。
とんでもない作品を見てしまった。
主人公ユマちゃんの少しずつの変貌ぶりが見事。
この娘はホントにシロウトだったのか。
どんな演出をしたのか。
中盤からの展開がダイナミック。
まさかのストーリーテリング。
ユマちゃんが成長していくだけでなく、
その行動によって、
長く硬い殻にこもっていた母など周りの人を解放した。
明らかになっていく過去を受け止め、拙いながら言葉にする。その短い素朴なセリフが、ジャブ、フック、ストレートと的確に心に打ち込まれていく。
そのダメージは心地良く、俺の中のくだらない澱をふきとばしてくれた。
舞さんが職業柄、障がい者を理解しているのはわかるが、トシ君がどうしてあれほど親身なのかが説明不足。
まあ、それを言うのはヤボだけど。
この作品の価値を損なう要素でもない。
話題になるといいなぁ。
tyzさん、こにちわ(^-^)確かにトシ君についてはわたしも説明不足だと思いました。勝手にトシ君も双子で兄弟を亡くしてるのかな?とか、想像してました。琥珀さんの意見にも同意できます(^-^)『ベイビードライバー』はつい最近まで、私の最も好きな映画でした。是非観て下さいねm(_ _)m因みに今は『T34』です。2/14から完全版が再上映されるので、こちらも是非(((^_^;)
ありがとうございます。
見てみますね。
確かに、実生活で誰かのチカラになりたいとか、知り合った以上はほっとけないということってありますね。明確な理由がなくてもそんな気持ちになれるのが、人間の善性で、それもこの作品が描きたかったことかも。
俊哉くんがユマに対して親身になる理由について具体的な理屈は思いつきませんが(もしご覧になっていなかったら申し訳ないのですが)私の中では『ベイビードライバー』のベイビーに通ずるものがあるように感じました。
自然体で備わる信頼感とこの人の力になってあげたいと思わせるオーラとでも言うような。