「スパイディ映画らしく」スパイダーマン ファー・フロム・ホーム いたるさんの映画レビュー(感想・評価)
スパイディ映画らしく
マーベル・シネマティック・ユニバース23作品目。MCU版スパイダーマン2作品目。
MCUフェーズ3の最後にして、エンドゲームの後の話。
サノスとの戦いより普段の生活に戻った親愛なる隣人、スパイダーマンことピーター・パーカー。
夏休みにヨーロッパ旅行に行き、またもや世界を守る戦いへと巻き込まれていく。
前作から引き続きのネッドとMJ。
MCUからはニック・フューリーとマリア・ヒル。
さらには新キャラ・ミステリオ。
今までのスパイダーマン映画では作品毎に月日が過ぎるのは早く、高校、大学、社会人へとなっていくが、MCU作品では今回もまた高校生。一応5年経ってはいるけど。
前作ではあまりなかったが今回はスパイダーマンらしく恋愛模様も。
またその上でやはりヒーローとしての葛藤にも目覚める。
これはアイアンマンともかぶってくる。
前作ではヒーローになりたいピーター、ヒーローへの序章であったが、今回はヒーローとして認められ、まだ子どもでいたいというヒーローの葛藤へと。
大いなる力には大いなる責任が伴うが今後どこで使われるかもキーじゃないだろうか。
最後の最後にはさらなるMCUの広がりが垣間見えた。
他にも様々なネタが用意されていて楽しい。
マーベルゾンビーズ。
まさにコミックのワンシーン、表紙かと思えるような場面。
エンゲーのキャップを彷彿させるシーン。
アメスパ2のエレクトロ戦のような戦い。
USJのアトラクションかと思えるような戦い。
スパイダーモンキー。
ヒューマン・トーチに似てるかのような燃えてるシーン。
新スーツ開発はトニーに見える。
ハッピーもそれを見て感慨深げ。
最後の最後にJJJ。
次はきっと私がアイアンマンだの代わりとなる名セリフに期待。
これにてフェーズ3は終わり、フェーズ4が始まる。
今後はX-MENやF4の参加も可能となっており、インフィニティ・サーガの次は何が始まるのか。
シビル・ウォーやってなかったらやりそうな今回の最後でもあったが。
ハウス・オブ・Mで全てなかったことにならないだろうか。
オンスロートやギャラクタス、カーンなども期待。
スパイダーマンで言えば前作ラストのスコーピオンなどどう関わるのか。
ヴェノムまで繋がるのか。
スパイディには魅力的なヴィランが多いから楽しみ。アメスパで流れたシニスター・シックスも出して欲しい。
考え出すだけで楽しい。