「世界最速公開ありがとう!」スパイダーマン ファー・フロム・ホーム いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
世界最速公開ありがとう!
エンドゲーム公開から2ヶ月、フェーズ3の最後ということもあり、期待値爆上げの状態で鑑賞した。結論から言うと本当に最高だったし、今後の展開にも目が離せないし、こんな話題作を世界最速で公開してくれて感謝しかありません。
前作は親愛なる隣人として、トニーに認めてもらおうと頑張るけど空回りしてる感じが可愛くて面白かったけど、今作は世界を守るスーパーヒーローへの成長物語になっていて、前作よりスケールがはるかに大きくなりアクションもド派手で楽しかった。
トニーに代わって世界を守らなくちゃいけないんだけど、自信も覚悟もないし、好きな人といい関係になりたい。ヒーローである前に一人の人間として葛藤していく姿に共感し、MCUが他のヒーロー物より良いなと思えるのはそういう所なんだなと改めて思えた。
ミステリオは最初いい奴すぎてそりゃ、ピーターも騙されちゃうなと思った。結果敵だったけど、なんの特殊能力も持っていないしまさかのシビルウォーのゲロ作った奴かよって驚いた。こういう別の作品と繋がってるユニバースならではの展開は初見の人にはキツイけど好きな人にはたまらんなぁと思った。
ちょくちょく過去作の小ネタもあって、ハッピーが飛行機内で流した音楽がアイアンマン1で流れた?曲で粋だなと感動した。
個人的に危惧してたのは、フューリーが出てくるからピーターの仲間たち(特にネッド)の出て来る量が減っちゃうんじゃないかという点だが、全然そんなことはなくむしろ増えてた気がして嬉しかった(ネッドが椅子の男としてピーターをサポートする部分がなかったのはちょっと残念)。
あと、マルチバースをありにしちゃうと、なんでもありのめちゃくちゃになる気がしてたので、ミステリオが別の世界から来たというのは嘘で良かった笑
最後、スパイダーマンの正体明かされるし、アンチスパイダーマンのJ・ジョナ・ジェイムソンも出てきたし、フューリーは宇宙進出するし、フェーズ4への期待が高まりまくった。