ターミネーター ニュー・フェイトのレビュー・感想・評価
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『ターミネーター』の為に
『ターミネーター』は試行錯誤の連続。
審判の日は避けられなかったという『2』の感動を返せ!レベルの展開で『3』を第1弾として3部作を企画するも、中止に。
舞台を変え、未来のスカイネットと人類の戦争というやりようによっては新展開を期待出来た『4』を第1弾として3部作を企画するも、また中止に。
シリーズの顔をI'll be backさせ、リブート的にした結果完全パラレルワールド化してしまった『新起動』を第1弾として3部作を企画するも、またまた中止に。
そして遂に、禁じ手を出してきてしまったのである。即ち、
『3』~『新起動』の事は無かった事にして、『2』の正当なる続編。
こういうの、シリーズ物では出来ればやってはいけない。何故なら、シリーズ物のお楽しみはその一貫性にあるからだ。MCUが人気なのもそれ。私が好きなゴジラシリーズも幾度かリセットし、その度に試行錯誤の連続…。
かと言って、安易なリセットではない。シリーズの生みの親ジェームズ・キャメロンとシリーズの真の主役リンダ・ハミルトンがいよいよI'll be back!
シリーズの今後が懸かってると言って過言ではない、並々ならぬ意欲の“続編”の感想は…
始まり方はお馴染み。服を頂戴するお約束も。
突然未来からやって来た2体のターミネーター。
ターゲットのヒロイン。
話的には『2』を踏襲。『2』を彷彿させるハイウェイ・チェイスも。
新たな設定は…
敵のターミネーターはT-1000の進化版、REV-9。まさかの2体に分離!
味方のターミネーター…ではなく、身体を一部機械化された強化女戦士、グレース。
標的である若い女性ダニーが狙われる理由は…?
追われ、追う、逃避行。
追い詰められ絶体絶命!…の所へ現れたは、サラ・コナー!
そして彼女たちが目指す先に居たのは、あの旧型ターミネーター…!
今回のニュー・ヒロイン二人。
グレース役のマッケンジー・デイヴィスのタフな女戦士っぷりに惚れ惚れ。
鍵を握るダニー役のナタリア・レイエスも『1』のサラの如く逞しくなっていく。
強いヒロイン像は『ターミネーター』やキャメロンの定番。
だけどやっぱり、リンダ・ハミルトンとシュワちゃん!
ある悲劇から“ターミネーター・ハンター”としておばあちゃんになっても闘い続けるサラの勇ましい姿もさることながら、ハミルトンとシュワちゃんが並んで銃をブッ放すシーンは、ファンなら感涙&興奮モノ!
ファンサービスもたっぷり。シリーズを彷彿やオマージュは多々あるし、何よりOPシーンは鳥肌モノ! だって、あの二人があの時の姿のままで…! 衝撃の展開にはなるが。
お馴染みのテーマ曲も要所要所で。
『デッドプール』では過激でノリのいいアクションを魅せてくれたティム・ミラー監督が、一転して重量級アクションをふんだんに。
グレースとダニー、サラとT-800、各々の機械と人間のドラマ。
一SFアクションとしては無難に楽しめ、『新起動』なんかより遥かに再起動した。
…が、しかし…
今回の新たな設定、展開、鍵を握るヒロインの存在、これから未来で起こる惨劇…。
巧く捻ったように見えて、焼き直し感半端ない。…いや、それどころか、
無かった事にした『3』~『新起動』と結局やってる事は同じ。
一体、これの何処が『2』の正当なる続編なのだろう?
やりようによってはサラもT-800も絶対に必要不可欠なキャラではない。グレースとダニーだけでも成り立つ話である。
キャメロンに権利が戻ってきた事をいい事に、製作側が強引に押し進めた、酷な言い方だが作る必要の無かった続編。
確かにそうつまらなくはなかったが…、非常にがっかりでもあった。
これが、皆が期待したあの『2』の正当なる続編なのか…。
本当に製作側には“ターミネーター愛”はあるのだろうか…?
もしあるのなら、あの『2』の感動のラストを受けて、これ以上凡作となるような続編は作ろうとしない筈である。
結果は端から分かっていたかもしれない。キャメロンがカムバックと言っても、監督ではなくプロデュースのみ。もうこれ以上、このシリーズに語るべき事は無いという事を…。
全米では期待外れの大コケで、またまたまたシリーズ化の企画があるそうだが、またまたまた中止になるだろう。
『ターミネーター』は製作側の都合や勝手で金を生む商品やおもちゃではない。我々映画ファンの至宝である。
だから『ターミネーター』の為に、本当に本当にもうこれ以上、I'll be backしないで欲しい。
晩飯食わずに行ったのに…エイリアンといい…
仕事が遅くなり晩飯も食わずに行ったのに…
会員デーで割引料金だったことが唯一の救い。
アクションは迫力ありました、IMAX効果もありましたが。
ネタバレです。
タイムパラドックスというか3以降に繋がらない流れ…
確かにジョンは出てくるとのアナウンスがあったけどああいう展開か…そりゃ今の姿を誰も見たくないしある意味正解。
ストーリーが予測の範囲を超えない…というかキャメロンもこの程度のストーリーテラーなのか?
人気タイトルにあやかった新シリーズ、手っ取り早い。最近ではエイリアンも私にはそうだったなぁ。殻をこじ開けることが出来ない、すごく物足りなさが残るのは何故だろう。
改装されたユナイテッド札幌、IMAXは素晴らしい、席も隣り同士ゆとりがあるし。
私の点数は劇場の点数が4、あ、そうすると本当はマイナスか…
巨匠と言われた方々、もうドジョウはいませんよ
面白かったと思うけど。
そりゃT2には及ばないけど、充分楽しかったよ。
今作は今までのカイルとT800がタッグ組んでるイメージ。
低評価してあれこれと突っ込んでる人は、恐らくターミネーターは2までという固定観念にとらわれすぎて、いい所もそう見えなくなってる頭の堅い人だと思う。
新しいものを受け入れられないというか。
こういう映画は追いかけっこが当たり前だし、そこに二番煎じとか言うのも的外れ。
スカイネットやリージョンを倒しても次の組織が作られるから戦っても意味無いとか、未来の指揮官を倒しても新しいリーダーが出てくるから無意味とか、そういう意見の方が無駄。
戦争仕掛けられて黙ってホイホイと相手の言いなりになりますか?
現実世界で言うとテロ組織があるけど、新しいリーダーは必ず誕生するとしても倒すために戦わないといけないでしょ。
それと同じだよ。
本家がやらかしたよ!
ジェームス・キャメロンは、ターミネーター3が気に入らなかったらしいですが、同じような事を自分でやってしまったのでは?
開始いきなり、ジョン殺すとか!しかも出てきた3人全部CG。(それはびっくりしましたが。)
しかも2の焼き直しみたいな展開。ラストなんか、まんまT2のラスト。
スカイネットとジョンがリージョンとダニーに入れ替わっただけ。指導者入れ替わりOKの理屈で良いなら、わざわざ過去にターミネーターを送り込む必要が無くなるじゃないか!
ジョンが死んでもダニー、ダニーが死んでも別の誰か。人類最後の指導者ジョン・コナーの価値大暴落ですよ。(笑)
ジョン殺すストーリーは、まだ良いのですが今回のキャラに絡ませてくれないとなあ。
そもそもですが、機械側が人類に負けそうだから起死回生の策として過去にターミネーター送り込んでって展開なのに。(その意味では「ジェ二シス」は、冒頭でその辺ちゃんとやったな。)そんな雰囲気全く無い未来演出(苦笑)
後、なんとなく予想はしていたのです。
T2の時代に実はまだ、別のターミネーターが送り込まれていて、その内の一体が、今回のシュワちゃんだろうというのは。
確かに、目的を果たしたターミネーターは、その後どうなるのかって話ですが、家庭築いて人間になりきるとか・・・人間の感情学んだらサラの気持ち理解して贖罪の意味でメール送るとか、おいおい!
後、REV-9ですか?折角、分離出来るのにそれを生かした演出が無く、ただ分離・合体見せるだけ。T-1000の方が遥かに良い演出で、魅せてくれましたよ。
後半出てきた軍人何者?サラに関係ありそうな感じでしたが、よく分からずいつの間にか退場。??
アクションも後半、空中戦から水中戦と怒涛の展開ですが、夜間なので、何やってるかよくわからず。
作品の雰囲気は、T2に寄せてて、良いのですが、またシンプルに話を進めたい為か、
謎が、謎のまま終わっているので「ジェ二シス」同様、消化不良でモヤモヤしたまま。
また、アメリカのリアルタイムな社会情勢であるメキシコの移民とか、密入国絡みな話が盛り込まれてましたが、ターミネーターに必要ですか?
「ジェ二シス」同様、続編は期待出来ないかな?
定番の展開は楽しめた。ただ、 審判の日をマクガフィンにしないで
公開日に観ました。
過去作ファンとして、老いたサラ・コナーの格好良さに興奮もしましたが、大団円を予想できてしまう定番感も感じました。
正直、本作は長所も短所も、この定番感にある気がします。
要点を3にまとめます。
1. 長所: 不可能を跳ね返す痛快さ
第1作は、反乱軍のリーダーになるサラ・コナーが狙われる。
不死身のT-800から、ただひたすら逃げまくる展開。
逆転は絶対に不可能に思えるが、カイルの自己犠牲と、プレス機の圧力で、からくも勝利。
カイルの子ジョンを妊娠したサラが、強い決意のもとに、立ち込める暗雲に向かう姿が感動的。
第2作は、少年に成長したジョンが狙われる。
T-800より進化して、破壊しても再生する液体金属型のT-1000から、必死に逃げまくる展開。
1作以上の圧倒的不利に絶望しかけるが、T-800を溶鉱炉に落として勝利。
サイバーダイン社の研究や資料を破棄したため、コンピュータの反乱を防ぎ、そもそもの問題を解決した、完結編としての続編。
しかし、なんだかんだ理屈をつけて、キャメロンの手を離れ、シュワちゃん以外のキャストを変え、派生作が誕生。
個人的には楽しめた作品もありましたが、正直第2作で味わった興奮に及びませんでした。
そこで、遂に登場したキャメロン製作総指揮の正式な続編。
シュワちゃんは重要なキャストだけど、やはり主役はサラ・コナーと実感できる出来栄え。
カイルの子を身ごもってから、彼女に芽生えた決意が、本作でも見事に爆発してました。
登場のシーンが圧倒的にカッコいい。
比較的序盤に"I'll be Back."をサラに言わせるオシャレさ。
対象者がジョンに代わる革命家。
反乱軍が送り込むのが、ロボットではなく、強化した女戦士。
と、新たな設定もあるが、大筋では第1・2作をなぞる展開。
ただ、絶望的な追っかけっこの演出は実に上手い。
T-1000同様液体金属製だが、分身もできるREV-9。
女戦士が戦える時間に限度があるため、とにかく窮地に落ちまくる。
しかし、ジョンを殺したT-800との合流もあり、遂に反撃を決断。
かなり苦戦するも、女戦士の自己犠牲で勝利。
少女時代の女戦士を見まりながら、今度は殺さないと決意する。
やはり、アクションの演出などが素晴らしく、個人的にはかなり楽しめました。
2. 短所: 残念ながらパターンが見える
ただし、悲しいことに、終盤になるにつれ、どうせ助かるんだよな。
1作ではカイルの自己犠牲に悲しみ、2作でも終盤まで予想のつかない展開にハラハラしました。
でもさすがにこれだけシリーズを観続けてくると、女戦士とT-800の自己犠牲も予想内の範囲だし、大団円になることも分かってしまう。
なので、中盤まではかなり興奮してましたが、終盤になるほど定番感あり、ハラハラ感が萎えてきました。
演出のうまさにキャメロン効果がみられましたが、予想できすぎてしまう終盤はちょびっと残念でした。
3. 審判の日って結局"マクガフィン"
第2作で解決できた筈の審判の日。
ところが、派生作品や続編を作るために、なんだかんだ生じることに。
本作でも、スカイネットはなくなったけど、レギオン(リージョン)は誕生。
コンピュータ(AI)の反乱は、ある意味必然なので、皆危機感を持てとのメッセージかもしれませんが、何だか続編を作るためなら、前作で描いた苦労を帳消しにして、人類の危機を気軽に復活させているようにも思えました。
登場人物が行動の動機づけとなる対象は、マクガフィンと呼ばれます。
大金だったり、美術品だったりしますが、登場人物が頑張って行動する目的になりさえすれば何でもよく、本質的な価値はどうでもよかったりします。
なので、第1・2作で感じた「審判の日」を防ごうとして熱い思いも、同じ展開の作品を繰り返し見せられると、こちらの思い入れも低下してきます。
結局はAIの反乱て防げないし、続編を作るために道具になってる気がします。
さすが正統派だ!
キャメロンは、製作でカムバック!
サラコナーが凄い!鍛えてるね。
シュワちゃんも頑張ってます。
マッケンジーディビスがガッコいいね。
ブレードランナー2049にでてました。
ラストは、キャメロンらしく切なかったなあ!
シュワちゃんは変わっちゃダメ!
あの映画史に残る名作「T2」正当な続編、期待して久々に初日に観に行ったが、これもやはり比較するまでもなかった・・・。
ストーリーの「言い訳感」がアリアリ。
どれだけ荒唐無稽でも、納得させてくれたらいいんだけど、T800のシュワちゃんが暗殺者から「学習」して家族想いの「いい人」になったってのが、一番台無し。
シュワちゃんのような「生きる超人」がそんなチンケな理由で変わっていったらダメなんだよ!
この致命的ミス、同じシュワちゃん主演の「トータルリコール」でも見たなあ。最初に「使命」を得たなら、どんな困難や強い敵や誘惑が現れても、それぶっ飛ばして「完遂」すべし!
悪ならとことん悪、守るならどんなことがあっても守る!シュワちゃんにチンケな倫理や変節はいらないんだよ!
そこが脚本の致命的ミスで、結果T2の中途半端なコピーになっちゃった。
脚本にハリウッドライターいろいろ入れたのが敗因なんだろうね。ハリウッドライターのパターン思考の悪い例。こういう時は、日本人漫画家入れるべき。メチャマニアックに改変してくれるはず。
もしそうなってたら、新たな敵が襲ってきたとき、T2で自爆した博士の息子が、以前倒してた他のT800を発掘して”コマンドを書き換えて”味方にし、米軍の極秘兵器とかと「合体」させ、「グレートT2」に改造して戦わせる・・・。
とか、いろいろオマージュからめてワクワクするストーリーにしてくれそう。
今回のは、途中まで飽きずになんとか見れてたんだけど、最後の発電所?のシーンになってふと急に「俳優の皆さん、頑張ってるなあ・・・」と、作品世界から注意がそれてちょっとシラけてしまった。
まあでも、リンダハミルトンとシュワちゃんの「いま」頑張ってる姿が見れたのは良かったけど。
分身型ターミネーターは厄介だ
今回のターミネーターは分身タイプで、2体のターミネーターと戦ってるようなもので、厄介な化け物となって帰ってきた。
冒頭でシュワちゃん扮する若きターミネーターにジョン・コナーが殺られてしまったが、
中盤にダニーを守る善良なおっさんターミネーターになっていた。
息子を目の前で殺されてしまった母サラ・コナーは心中複雑だっただろう。
冒頭の登場シーンではランボーのシルベス ター・スタローンみたいな雰囲気を出していた(笑)
最後はダム?の中で未来から来たとされるグレースの動力源を使ってとどめをさす。
ラストは案の定シュワちゃんが道連れにしてジ・エンド!
サムズアップしながら終わってほしかった(笑)
結局キャラ替えて、
おんなじことやってるだけ。
コレがアリならナンボでもできるやん。
やはり、あのフォーマットを超えるものはつくれないのかな。
T2であんなに必死になって守ったジョンが、あっさり殺られちゃってる設定とか色々残念。
動力源てなんだよ。
主役はサラ・コナー?
触れ込み通りT3以降の作品は無視したターミネーター2の続編。
ということで1&2作目を鑑賞されたし。(少なくとも2は観ておかないと難しいかも)
T-2でサラ達がサイバーダイン社を破壊して1997年の審判の日を阻止した翌年から更に22年後、メキシコ人女性ダニエラをターゲットにしたターミネーターと彼女を守る女戦死グレースが2042年からやって来る話。
各処に1&2を想起させる様な場面を挟んだり、無視しているとはいえ3以降のターミネーター設定にも気を遣った感もあるREV-9だったりしながら、REV-9 vs ダニー&グレース&サラに、モデル101(T-800)までもが絡んで来るストーリー。
T-2の延長線で歳を重ねたサラがカッコ良過ぎるし、サラのことを知らずとも考えが通ずるグレースも片鱗を見せるダニーもアツいし、ターミネーターらしいバトルの連続にターミネーターらしい小ボケも少々。
いや~痺れるって!!
難しかったり面倒くさい設定がない上に、設定の説明に走ってたるまない潔さも素晴らしい。
細かいことを言ったらヤボなエンタメ作品だしね。
ターミネーターが好き過ぎて評価に補正が入っていたりするのかも知れないけどwハラハラドキドキ激アツの大満足だった。
最後?のシュワミネーター
事前の予告を見た感じでは、アクションはこれまでと比較して地味だし
ストーリーも期待できないだろうなあと期待薄(予想星2位)で見に行きましたが、
一応最後まで飽きずに鑑賞する事はできました。
実際アクションも地味だし、爺と婆とキャラ薄い女二人が毎度おなじみの逃避行、
2の頃にも話題になってたSF設定の矛盾(パラレル設定なら問題無し)
については今作では更に混沌としています。もはや理解不能。
内容的にはひどいと思います。
ただ、基本的な話の作り方は2と酷似している分安定しているというのと、
やっぱりリンダハミルトンとシュワちゃんが頑張っている姿を見るのは感慨深く
評価自体は甘めの星3。
特にターミネーターの1と2に思い入れの無い人には星1~2くらいの作品。
放映終了後に入ったトイレで高校生くらいの子がつまんなかったーと大きな声で言っていましたが
まあそうだろうなと納得しました。
シュワちゃんはT-800は二度とやらないと宣言してるだけに、
シュワちゃんの最高傑作の続編として、この作品はシュワちゃんに話を絞って
俳優生活のケジメとなる様な作品にすれば名作になれたのかもなと思う。
ロッキーファイナルの様に。そう思うと非常に惜しく感じた。
もう無理
いろいろ無理すぎな設定で新しい発想もない。
●結局、物語としては「T2」で終わってる。「T2」の正当な続編とうたっても、冒頭で少年ジョン・コナーを殺して物語の流れをリセットしている時点で、これまでの悪評続編と変わらない。「T2」で作られた内容を一度壊さないと先に進めない時点で、負けな気がする。
●わざわざCGを使って「T2」で活躍した少年コナーを殺すのは悪趣味にも思える。あまりにご都合主義。
●人物を一新し、かつての人気キャラも出しても、内容が焼きまわし。延々と追っかけっこ見せられるだけで物語が広がらない。「T2」の1作めにはなかったスカイネットを壊滅させ未来に希望をもたせる…というような新しい展開がない。
●そもそもスカイネットじゃなくてもいい、ジョン・コナーでなくてもいい、審判の日は逃れられないじゃあ、パート1、2で必死こいてたことが無意味になる。前作の否定としか思えない。
●誰が主役かもわからない。ていうか運命を背負う必然性のない人物ばかりだ。言い換えればターミネーターと戦うのは誰でもいいと言われているみたいなものだ。ジョンを失ったサラがターミネーターと戦う意味はほぼない。審判の日は避けられないし、人類の指導者はジョンではない。ジョンじゃなくていいなら誰でもいい。そして誰がターゲットになって殺されても、別の誰かが指導者になる。ターミネーターから守る意味はない。劇内でどんな死闘を繰り広げられても共感できない。
●T800が年寄りになってることも説明されない。任務を終えたターミネーターが20年起動し続け人間性に目覚めるなんて無茶苦茶だ。ならば未来においても殺人機械なんて誕生しないんじゃないか?人間と機械が仲良く暮らす続編ができそうだ。
●シュワルツェネッガーを無理くり出しました感が半端ない。長年のファンもうんざりだろう。好々爺のターミネーターなんて誰が見たい?
●敵がつまらない。2体に分離するくらいなら、最初から2体送り込めばいいだけ。金属骨格と液体金属という発想も新しくない。
●ネットをハッキングしていろいろ操れるという発想は最早エンタメ映画の病魔だな。そんな能力があるならターゲットに核ミサイルを落とせばすむという発想に行き着く。劇中の攻防がバカらしく思える。
製作サイドは巨額な資金でシリーズの権利を得ただけに、なんとか回収しようとしているのだろうが目新しいアイデアもなく世界観は収縮するだけ。長年のファンにそっぽを向かれるのもわかる。
納得!
T2以降、色々な続編が作られてきましたが、ようやく納得の行く収まり方に落ち着きました!
しかし、どんなに阻止しても、どれだけ抗っても、″その日″を止める事は不可能なのでしょうか?
話はかわりますが、サイバーダインは間違いに気付いたんですね!
それもこれもメディアディレクターの綾小路麗華様の助言のお陰なんでしょうね。オホホホホホホホ~!←本作はUSJのアトラクションとはほぼ関係ありません(笑)
永遠に続くアホとアホの戦い
結論。
人類とAIかスカイネットか知らんけど、共存するしかない。
AIは過去にさかのぼって反乱軍のリーダーの存在消したところで、未来では別の誰かがリーダーするから意味のないことをしていることを学んでほしい。
かと言って過去の人類皆殺しにしたらAI発明されない。
人類に至ってはこの理屈を丁寧にAIに説明して共存の提案してほしい。
以上。
ターミネーターファンならではの楽しさ満載
まず、一言で表すなら最高だったね。
宣伝通りターミネーター2の正統な続編として今作は描かれているんだけど、ターミネーター2は振り返ってみると1991年に公開されてるんだね。
1990年生まれの自分にとってはリアルタイムで観てたわけではないが、最初はテレビがきっかけだったかな。ターミネーター2を初めて観た時からこの世界観が大好きで、2をきっかけに関連作品を全て観てきた。
J.キャメロンが手がける作品としては初めてリアルタイムで観ることができ本当に幸せだ。
今作ではジョンコナーは死んで話がスタートする。ジョンが死んだからといって未来が変わらなかったわけではなく、2でT-1000を倒したことによってひとまず未来を変えることはできた。
しかし新たな未来のリーダー、ダニーをグレースと共にサラ、そしてジョンを抹殺したT-800と4人で戦う。
今回の相手はRev-9は過去のターミネーターのようにまぁしつこい。何度倒しても這い上がり追いかけてくる。
それもなんともなかったような顔してね。これがやはりターミネーターの醍醐味であり、分かっていても興奮する。
そして今回未来から送られてきたグレースは元々は人間の改良された強化人間。4のマーカスに近いかなと思ったけど、異なるのは未来のダニーが送り込んだところ。
そこはグッときたね。過去の出来事がわかるダニーがあえて過去に送る気持ちを考えるとこれまたターミネーターの面白さの一つだ。
そしてなんといってもサラとT-800。本来参戦しなくてもいいのだが、やっぱりサラは人類の未来を誰よりも考えているのだろう。今は亡きジョンをダニーに投影する所もあったが、亡くなったジョンのためではなく、ダニーのため、そして見えない人類未来の為に戦う姿。やはりかっこいい。
そしてT-800。ジョン抹殺後、カールとして人間世界に溶け込み生活していたことで人間への理解を学んだそうだ。スカイネットの下、人間と戦っていたときにはなかった自由を感じ生きがいにしてるそうだね。
結局最後は未来では敵対するターミネーターが人類の為に命を落とすのだが、これまたいつもとおなじみな結末なんだけどこれがまたターミネーターなんだよね。
ストーリーとしてすごく新鮮味のあるものがあったかといえば難しいが、ターミネーターファンのため作品に思えた。そしてサラ&ジョンからダニーへとバトンへ渡され、しっかり世代交代も作品内でできたように思えた。
今後さらに作られるか分からないけど、仮に続くにしても綺麗な終わり方になったのではないか。
本当に楽しかった。ありがとう。
制服のマネキン
サラコナー。
その名前を聞いたのは沈黙の金曜日以来だ。
あちらは脱サラコナーだが。
こちらは老サラコナー。最近は老女アクションが流行りなのか。ハロウィンでも見かけた。
話に戻る。サラコナーがシリーズに復活。演者もそのまま、制作にはジェームズキャメロンも携わっている。
それだけで3.4.ジェネシスより期待は高まる。
オープニングから裏切られる。心にポッカリ穴が空いたというか脳天と心臓に穴を開けられる。
若コナーと若ジョンのあれからの姿を見られて良かった束の間だもの。これでターミネーターという物語は、サラコナーしか残されていない。
そんな書き方をするとシュワちゃんはどうなる?というと本作のシュワちゃんは、勿論2のものではない。
まったく別物なので、新型ゴーストライダーに傷つけられても可哀想とは思わない。
タイトルにも書いたが、ただのマネキンなのだ。
恋をするのはいけないことか。いけないことだ。
否定的な文章だけど、この映画がすごかったのは、そんなシュワちゃんも最後には好きになっちゃってることだ。だからラストは感動するし、見たかったターミネーターの続編として認めてしまう。
サラコナーは大切な物を失い、それでも生きてきた。
写真のエピソードは守りたいがための悲劇だ。こんな残酷な未来、守る価値があるのだろうか。
故に本作のサラコナーはめちゃくちゃかっこいい。
新キャストの女性陣もよかった。強化人間はキャメロン映画のヒロインだし、お姉さんは終盤急に強くなる意外は魅力的だった。あんまり好きになれないのは、飛行機アクション。すごいことやってるんだけど別ジャンルの映画みたいだった。
敵について。T1000を超える敵ってもう現れないんじゃないだろうか。本作ではやられっぷり、ボコられてる姿しか記憶にない。サラコナー、シュワちゃん、強化人間、お姉さん。勝てないよね。
サラコナーと若ジョンの前作とは戦力が違います。
というわけで、3.4.ジェネシスを抹殺し、これぞ正統な続編です。と言いたいけど、マルチユニバースな世界観で見られれば、それぞれ面白い話なので記憶から抹消!はせず楽しんで頂ければと思います。
面白い。しかし…
現代に復活した「ターミネーター」シリーズの続編は、確かに面白かった。
設定も凝っており冒頭でジョンが殺された理由や、スカイネットがなくなったのにまたターミネーターが襲いくる理由などなどには全て説得力があった。(ジョンが殺されてしまうコトに複雑な思いはあるが)
しかし、もうこのシリーズに続きは必要ないと感じた。やはり「ターミネーター2」があまりに完成されすぎている。今見ても圧倒的に面白い前作を超えることは不可能に近いと思うし、もしアレより面白いものを作ろうと思うのなら「ターミネーター」ではないシリーズで、映画界に新しい風を吹かせてほしい。
サラ・コナー。待望の復活!!! "You metal mother fu〇ker!”
"The future is not set.
There is not fate but what we make for ourselves."
この映画を見る前にあまりにも期待が大き過ぎる自分がいて、しらけすぎることしか考えられない自分がいる。その映画の始まりが、前作の映画”T2”のワンシーンから始まる。鍛え上げられたサラ・コナーの”T2”でのテレビモニターからの彼女の次の言葉.....。
It's like a giant strobe light, burning right to my eyes.
Somehow I can still see.
The children look like burnt paper,
black, not moving. Then the blast wave hits them...
and they fly apart like leaves.
-Dreams about the end of the world are very common, Sarah.
It's not a dream, you moron. It's real.
I know the date it happens!
-I'm sure it feels real to you.
On August 29th,1997 it's going to feel pretty fu〇king real to you too!
Anybody not wearing two million sunblock is gonna have
a real bad day, get it?
God, you think you're safe and alive.
You're already dead. Everybody, him, you, you're dead already!
This place, everything you see, is gone.
You're the one living in a f〇cking dream, Silberman!
Because I know It happens.
It happens!
そして場面が変わり、サラ・コナーが語り始めることで、この映画の本当の幕が、あがる。その言葉は....
“My name is Sarah Connor. August 29th 1997 was supposed to be judgement day. My son and I stopped that. We changed the future. Saved three billion lives............”
サラとジョン親子の住むグアテマラのリビングストン。スクリーンでは、1998年にフラッシュバックした場面で、オープンバーでくつろいでいる2人。’De-aging’が施されたサラと体は子供の俳優ジュード・コリーで顔はCGIで合成された12歳のエドワード・ファーロング、その上、声は、アーロン・クニッツが吹き替えをして、1人の子供時代のジョンを再構築している。その驚異的映像技術を観ているヒマもなく、次の瞬間、この方もまた’De-aging’が施されたターミネーターとしてのシュワちゃんのご登場となる。平和なはずが、意外な事が起こり、この世界が終わる。そして、皮肉なことに、この映画が始まる。映画の掴みは、すごく良すぎるが? そんなことしてもいいのか? パラレルワールドか? 映画を見ている者を唖然とさせ、置いてきぼりにしたシーン。(映画のクレジットでは、エドワード・ファーロングは、John Connor ”Reference”として記載されている。 )
"A machine took him from me and I am terminated."
スカイネットの世界は存在しないが、愚かな人間は繰り返す・・・⁉ 新たな敵、リージョンの誕生。
この様なかたちで映画は、幕を開けたが、考える暇もなく、次のシーンが待ち構えていた。前半の一大イベント、高速道路での追撃戦が始まる。’コミコン’で監督が述べていた”現実的で迫力のある映像”と言わしめるそのアクションシーン。ここに登場する新たなターミネーター’ Rev-9’の存在がその事と言える。迫力以上の映像を見ることが出来る新たなるマシーンの歪ともいえる特徴であるT-1000のアドバンス型ターミネーターとして強靭な骨格と形状シフト液体金属外装の2つの別々のエンティティに分割する能力を備えているリージョン制作のターミネーター。一言では形容がしがたいT-1000とは別次元の’ Rev-9’が操るVolvo N 10トラックでの追撃シーンは映画"T2"のオマージュか? 2042年の未来から送られてきた”Enhanced Human Being(強化人間)”グレースが’ Rev-9’の攻撃を阻む。しかもサラ・コナーも参戦し、前半の最大ともいえる手に汗握る場面であり、壮絶という言葉がチンケに聞こえてしまうほど素晴らしい。そこで不思議なことが一つ。何故サラ・コナーは、その現場に突然現れることが出来たのか? その理由として、未来からのメッセージを受け取ったというが、寡聞な者には、理由がはっきりしない。無理やり作ったようにも思える。そんな事は、ご愛嬌ということで.....
映画の後半となる80分を過ぎたころより、’ Rev-9’との死闘が激しさを増し、シュワちゃんを含め、4人ともキレキレなアクションを見せていて、その中でも軍事輸送機内における無重力状態になった時のアクションが特に見栄えがよく、70歳を超え、なおかつ心臓の手術後とは思えない動きをシュワちゃんはされています。そして大団円に突入する...!
話を現実に引き戻すと.....現地時間2019年7月18日にポップカルチャー・サブカルチャーのアメリカ最大級の祭典、サンディエゴで開催された”コミコン・インターナショナル”通称:コミコン。その時、ティム・ミラー監督がインタビューに答えている。「映画”デッドプール”の後、私が選ぶことができた多くのプロジェクトがありましたが、私は本当にリンダ・ハミルトンが戻ってサラ・コナーとして彼女の物語を個人的に続けることを望みました。ジェームズ・キャメロンのように、私は常に女性についての話は男性が銃を扱うよりかは、ずっと面白いと感じていました。ジムの映画は現実とキャラクターに基づいており、たまたまタイムトラベルとロボットの存在があり、また、それが同じようにつながっている訳です。私は聴衆にサラとこれらの新しいキャラクターについての物語を提供し、他のすべてを可能な限り現実的にしたいと思っています。私は映画の観客と一緒になって、これが私に現実的に起こる可能性があると信じています。それが私がアプローチしている方法です。」
同じコミコンでジェームズ・キャメロンが、トリロジーの第一作目と位置付けているとコメントをしていたが、その後、"ただしこの映画がヒットすれば"の話と断りを入れている。このような事をするから、原作者でなくなり、裁判まで発展させるような穏便に物事の進められない人に見えてしまう。申し訳ございません。ミスター・キャメロン。
ここで新しいキャラの主な3名の俳優さん。辛らつな言い方かもしれないが、面白くないし、人としての色気がなく、魅力も感じられない。ひどい言い方かもしれない。とくに’ Rev-9’役のメキシコ系アメリカ人の俳優、ガブリエル・ルナ。T2の時の特出したT-1000のキャラと比べると’ Rev-9’は、能力が飛躍的に向上しているにもかかわらず、見た目が逆行しているように個人的には見えるし、彼は身長が185㎝とハリウッド映画ではあまり高くはないが、それ以上に小柄に見えて恐ろしさの’さ’の字もない。また未来のレジスタンスのリーダーとなるダニー役のナタリア・レイエスさん。キュウトな可愛い人であるのは間違いないが、155㎝という身長の低さでは.....?”Enhanced Human Being(強化人間)”グレースって? 能力が判りづらい上にヒョロヒョロの印象が....? 何故プロヂューサーのジェームズ・キャメロンが彼女たちを人選したのか、奇をてらったとしか考えられない。ヒスパニック系の俳優さんを使う事で、映画製作者側が、単に人種差別主義の意味合いのある”ホワイトウォッシング”を避けるためなのか個人では、分るはずもない。色々と失礼なことを言いました。謝るぐらいなら、書くなってか?
待ってました! リンダ・ハミルトンの久々の復活。諸手を上げて喜びたいが、少しカッコつけすぎか?まあそういう事は置いといて、彼女と言えばCBSテレビで放映された「美女と野獣(1987)」ディズニーのものとは全然違う内容なので悪しからず。その時の彼女の美しさは、今でも思い出されるが、その彼女がノーメイクに近く、また眉間のしわを見せつけてご登場とは、ため息だけがただ、ただ出てきてしまう。彼女もコミコンでのインタビューに答えている。インタビュアからコミコンの会場の雰囲気を尋ねられると「言葉では言い表せなほどのお客さんに感動をし、信じられないくらいの人たちが集まってくれて感謝しています。(中略)....アーノルドとの共演は、長年を通じて、不変のもので深くかかわっていることを喜ばしく思っています。」シュワルツェネッガーが州知事選に出馬したとき、彼女は民主党支持者にもかかわらず、共和党の彼に投票するほど35年にわたる友人として公にしている。80年代後半から90年代にかけて彼女は、"Bipolar disorder"と診断され、彼女自ら語っていることによると20~40歳代頃を空白の20年と位置付けをしている。オプラ・ウィンフリー・ショウで語られたジェームズ・キャメロンとの破局も吐露していた。「"私は彼と戦った、私は彼の人生のすべてと戦った"と...彼女の2度目の結婚は崩壊し始め、娘が生まれた後、リンダは彼女のうつ病のために子供たちに関する幻覚さえも抱き起こしたと言います。」と解説されていた.....
しかし、コミコンでの彼女はとても晴れやかでした。
T-2でのシュワちゃん”Bad To The Bone ”の曲に合わせるかのように登場した彼が、機械ではなく”人間臭い” マシーンが人の生命を守るひたむきさが映画のシンボルと言える映画だったけれども、こ映画はただのSci-Fiになっています。
映画.comに一言。重箱をつつく者より。この映画の配給会社はディズニーではなく北米向けがパラマウント社で全世界向けが20世紀フォックス社となっています。中国向けは...?
It's Time for myself to Say " Hasta La Vista " .
Finally パチパチ
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