「大迫力のアクション+予想外の展開」ターミネーター ニュー・フェイト darkcinnamorollさんの映画レビュー(感想・評価)
大迫力のアクション+予想外の展開
ターミネーターシリーズはある程度鑑賞済なものの、細かい世界観や設定までよく知っているわけではありませんが、とにかく内容が濃く、極上のアクションエンターテイメント作品だと感じました。
序盤で出てきた半分機械の女性は、てっきりシュワちゃんの敵かと思ったら、全然違って世界を救うために未来から来た味方(むしろ主人公)だったり、ヒロインが第二のサラ・コナーかと思ったら、新たな未来でのジョン・コナーのような存在であったりと、先が読めない展開でした。
アクションも、過去シリーズに負けず劣らずのカーチェイスがあり、サラ・コナーが粋な登場で敵を蹴散らしたりと、観る側が期待していそうな内容が多く詰め込まれていたと思います。
中でも一番迫力があったのは、主人公達が乗って逃げる大型貨物機に、敵が大型機で機体ごと体当たりして、そのまま機体から外に出て貨物機に乗り移るという、普通ではあり得ないシーンです。これはターミネーターという人外の能力を持っているからこそ出来ることだと思います。
敵のターミネーターの能力は、2と同じ液体タイプでしたが、今回は機械を本体?から切り離して、別々に行動出来る能力もあり、一方が主人公達を銃撃して、もう一方がヘリを操縦するといった連携攻撃もみせてくれます。
ほぼ不死身でしたが、最後はヒロインが主人公のコアを取り出して敵に打ち込み、コアの強大なエネルギーでオーバーヒートさせて倒しますが、結果、主人公は亡くなってしまいます。
実は、主人公は未来の世界でヒロインに命を助けられたことがあり、この時代ではまだ少女であるヒロインを成長させるといった、お姉さん的な立ち位置でもあり、ラストは、これもこの時代ではまだ子供である主人公を、ヒロインとサラが見届けて終わるといった、何とも切ない形で終わりました。
肝心のシュワちゃんに触れていませんでしたが、
ここぞという所ではしっかり活躍してくれます。
(結構長文になったので割愛^^;)
映画館で2回鑑賞しましたが、レンタルされたら直ぐに3回目を鑑賞します(^^)