「サラコナーが出てくる序盤がピーク」ターミネーター ニュー・フェイト サブレさんの映画レビュー(感想・評価)
サラコナーが出てくる序盤がピーク
ターミネーター2の正統続編との触れ込みで公開されたが…正直、正統と言えるのは老いたサラコナーが出てくるからの一点のみで、つまりサラコナーがいなければジェネシスのような亜流とカウントすべき程度。
サラコナーとシュワちゃんで客を呼びたいから続編と銘を打ったのだろうし、その銘に説得力を持たせるために、冒頭でジョンを殺すシュワが挿入されたのだろう。そういうのは好きじゃない。
ストーリーはターミネーター1の焼き直しで、救世主に関わる人物を抹殺しにターミネーターが、その人物を守るために兵士がそれぞれ未来からやってくる。そして、2までの世界観を共有している(という設定な)ので、サラとシュワも合流する。
敵ターミネーターの能力がこれまでのターミネーターのいいとこどりなのは面白かった。自己修復機能、擬態、流体化、そして分裂機能まで備えた様は2で覚えた絶望感を呼び起こしてくれた。非常にいい。
ただ、味方側が非常に弱く、立てた作戦は悉く突破され、バトルも毎回乗り物にひっつくターミネーターを追い払うという、起伏に乏しいものだったことが残念。アクションは結構よかったのだけど
どういう人におすすめと言うこともできない。印象的なシーンはすべてCMで出てた。たぶん、お家で2か、はたまたジェネシスでも観た方がいい。
コメントする