「T2があったからこその未来!! とても、面白い☆」ターミネーター ニュー・フェイト 嶋村吉洋さんの映画レビュー(感想・評価)
T2があったからこその未来!! とても、面白い☆
待ちに待った、待望の映画観てきました!!
おそらく、ターミネーターファンがみると、事実を受け入れるのに
時間がかかる展開です。
というのも、見事にファンが期待した未来がなくなり、新しい運命へ
繋がるストーリーだったからです。
これまでの、3,4を尊重した展開になっており、
時間軸がおかしいことになっていたからこそ、残念な展開になりましたが
大筋では、実は3と4は、ファンが望んが未来を描いていました。
私の考えていた展開は
T1:サラとカイルの出会い、ジョンのきっかけ
T2:ジョンがターミネーターと繋がり自分の運命を知り、未来を変える
ニューフェイト:戦争は違う形で始まり、ジョンがリーダーなる(3と4です)
続編:スカイネットが有利となるが、抵抗軍が勝利のきっかけを知る。
モデルとなる人間のシュワちゃんに出会う。
カイルとも出会う。
最終:抵抗軍が勝利し、最後にこれまでのストーリーが流れ、カイルを過去へ
ジョンが送り、カイルがT1の最初の登場を演じ、目を開けたところで終了。
でした。
ところが、よく思うと、T2の出来事で完結したのなら、スカイネットは誕生しませんし
ジョンがリーダーになる未来は消滅します。
つまり、T2の出来事は無駄ではなく、運命を変えたのです。
T2 で描かれた「No Fate」なのです。
そう!!ここを描いたのが、ニューフェイトです!
T2の出来事に価値を付けています。
今回、邦画では、ダークフェイト→ニューフェイトとなりましたが、
誰を主軸に見るかで、変わる展開でありました。
ストーリーとしては、T2の出来事によって、
ジョンがリーダーにならずでしたが、冒頭にターミネーターによって
殺されてしまいます。
サラ・コナーに、とってはダークフェイトとなります。
スカイネットがなくなったことによって、シュワちゃん演じるターミネーターは
自由となり、T2で見えた感情を学びます。
T2では、涙。
ニューフェイトでは、贖罪が描かれていました。
1980年代には、考えれられなかった時代背景に今はなり、
それに見合う新しい敵が登場します。
ここの運命に立ち向かうのが今回の主人公、ダニー!!
ニューフェイトです。ここに関わるのが、サラ・コナーというのが
また、味があります。
また、未来でダニーに助けられたグレースがダニーを守るために
タイムトリップしてきますが、命を失います。
これは、ダークフェイトかも知れません。
ただ、人類は、新たな「ジョンコナー」を守り抜いたのです。
未来へ向けて、何が起こり、新しい敵が生まれたのかなどは今回描かれていません。
おそらく、ダニーもどう食い止めていいのかを考えていくことになるでしょう。
大三部作との噂があるので、他の二部にて描かれていくのではないでしょうか。
ただ、一つ残念なのが、ターミネーターの代名詞ともなっている
シュワちゃんは、スカイネットが消滅したことによって、製造されません。
つまり、登場しないということです。
ダニーが、人間の時のシュワちゃんと出会い、記憶からモデルとしたりで
登場はあるかもしれませんが、人間としての登場のような気がしています。
ジョンがリーダーになる展開は、T3、T4
ジョンが敵となり、カイルが死なない展開は、ジェネシス
という形で、楽しめればいいのではないでしょうか。
今回のニューフェイトは、T1~4を大事にした展開も多く
勿論、あの名言もありましたよ!!
「I'll be back!!」
また、新たな名言も生まれました。
「ジョン・コナーのために」
まだまだ、目が離せません。
ぜひ、一度は観にいかれてみてください。