劇場公開日 2019年11月8日

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「悲劇の天才画家」永遠の門 ゴッホの見た未来 ナカネムさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0悲劇の天才画家

2019年11月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

ゴッホ役のウィレム・デフォーが素晴らしかったです。ウォルター・ヒル監督が1984年に手がけた「ストリート・オブ・ファイヤー」でのギャング団のボス、レイブン役での強烈な個性を感じてから30年以上経ってついにはゴッホ役!をこんなに素晴らしく演じる事になるとは当時は想像してなかったです。
デフォーの何かに取り憑かれたような演技、弟のテオの精神的かつ金銭的にも献身的な援助と交流、ゴーギャンとの出会いや確執と別れ、自分の耳を切り取る行為など、追い詰められていく精神状態の中で最後は毎日1枚のペースで作品を描いていった最後までの異常なほどの創作意欲。
全てにおいて素晴らしかったですがアルルの、のどかな風景と音楽で途中何度か睡魔に襲われてしまいました、、。
ここ数年、ゴッホ関連の映画作品ホントに多いですね。ゴッホほど生きていた時に評価されず生活も困窮したのに、死後異常なほどの再評価、作品価格の高騰を見ていると生前のゴッホは天国からどんな気持ちで見ているのか感慨深いですね。本作の中でもたびたび雑に扱われている世界的名作を見てると「やめてくれー、それは将来一枚数億円するのにー!!」と叫びたくなりました(^^)

tomクルー