劇場公開日 2020年10月2日

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「良作、けど大河ドラマ味がすごい」ある画家の数奇な運命 donmai_honamataさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0良作、けど大河ドラマ味がすごい

2020年10月16日
iPhoneアプリから投稿

テーマが画家なだけに、あまり動きのない静かで静謐な作風。なんとなくドイツ的。
けど、作品の時代背景が良いスパイスになって、飽きさせはしません。

ただ、タイトルの通り、映画というよりはどこぞの公共放送の大河ドラマ感が強くて、どんな伏線もきっちり時間かけて説明し切ります!という仕事人魂を感じる。なんとなくドイツ的。笑

その辺が、上映時間の長さと相まって、視聴後の軽い疲労感につながってるかも。

でも、おそらくちゃんと時代考証したのだろう当時の東側と西側の描き分けや、とくに日本人だと想像しえない、東側の戦中の国家全体主義から戦後の共産主義への、極右から極左へ針振り切ってるなんだそりゃー感だとか、とっても興味深く面白かった。

donmai_honamata