ROMA ローマのレビュー・感想・評価
全139件中、61~80件目を表示
撮り方
本当の映画好きにはたまらない映画
予告の写真が一番印象的
モノクロ映画は新鮮だが内容は?
白黒映画を映画館で観られる事とアカデミー賞監督賞に敬意を示して
1.5にしたが、作品内容はメキシコ映画にしては内容が昔風でワンパターンの映画内容。メキシコの歴史、ラテン史の知識がないと難しい内容に感じた。メキシコ版小津安二郎映画。映画は脚本が分かりやすく観た後に後味がいいかどうかで私は映画を個人的に評価しているが、ROMAに関しては全く脚本、映画内容も私は評価できない。一番のマイナスはわいせつ物、妊娠シーン、飼い犬の糞が堂々と映像に出ていたが、私が観た映画館はそうでもなかったが、やはり映倫の審査、R18指定にすべき映画にしないと辛い映画。家族やカップルで観るよりも一人で観たい映画。
そこにあった物語
ポスターになってるシーンが奇跡のようなタイミング
犬のウンコと狭い車庫
お父さんは毎日毎日狭い車庫の壁にぶつかりそうになりながら車を停める。ギャラクシーとかいうフォード社の高級車。そして車は必ず犬のウンコを踏んでいくのだ。それを掃除するのは家政婦クレオ。冒頭から何度もデッキブラシでこすって水をかける作業も淡々と進められる日常業務なのだ。そして水を流した跡には飛行機の陰影が映りこむ・・・
平凡な日常にも変化が訪れる。一家の大黒柱である医者のアントニオが家に戻らなくなってしまい、クレオは同僚の恋人のいとことかいう男フェルミンの子を妊娠してしまうという事態。さらには監督自身の回想録でもあるかのように、メキシコ激動の70年代の始まりでもあったわけだ。ただし、暴動は何のために起きたのか?そういった描写が一切ないところに不満がたまる。会話にも「軍人に子供が殺された」という恐ろしいエピソードがあったにもかかわらず、一切描かれない。あくまでも私的な歴史でしかなかったのが残念だった・・・
社会派作品だと勝手に期待していたのも悪いのですが、韓国映画の『タクシー運転手』や『1987、ある闘いの真実』とか『光州5・18』とか、そんなのを期待していたのです。
それでもモノクロームの中には小津作品や初期の黒澤作品にも似た雰囲気があって、芸術性も高い。『ゼロ・グラビティ』も撮っている監督。難しい技術を簡単そうに撮ってる作品に仕上げているところもニクい。海のシーンなんて、まじで溺れちゃうんじゃないかと冷や汗ものでした。
他の方のレビューを読んでみると、『宇宙からの脱出』の映像が使われていたみたいですが、ちょっと前にテレビで観てました。
既にして名作
アルフォンソ・キュアロン監督の子供の頃の記憶をそのまま映画にしたという極めてパーソナルな映画だが、全てが極上の名作。集客を望めるような内容ではないからかNetflixでの製作になったようだが、実は劇場のスクリーンで観ないと観たことにならないタイプの映画。行ったこともないメキシコの遠い昔のはなしなのに懐かしいような気分にさせられるのは、徹底的に創り込んだモノクロームの映像と音響のおかげ。ヒロイン、クレオが街中へ歩いて行く姿を捉えた水平移動のカメラはそれだけでスペクタクル。観客をその場に居るように錯覚させる鳥のさえずりや街の喧騒、雨音。クライマックスも浜辺から海へ移動するクレオを捉えたドリーショット。クレオの声と波音。感情を揺さぶられる。すごい映像を観た。既にしてこれは映画史上の名場面。スクリーンで観られて良かった。配給会社さん、ありがとう。この映画は長く語り継がれる名作です。
クレオを演じるヤリッツァ・アパリシオさんという新人女優がキュート。
映像綺麗だったね
映像が素晴らしい
全139件中、61~80件目を表示