劇場公開日 2019年3月9日

ROMA ローマのレビュー・感想・評価

全137件中、41~60件目を表示

3.0監督の半自伝的物語

2019年4月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

タイトルはROMAだけれど舞台はメキシコ。モノクロームな映像が情緒的。ただ、時代も場所も文化も遠すぎて、残念ながら私には「こういう生活があるのかー」以上の感想が思いつかなかった。犬のフンは掃除してほしい。

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みな

4.5静かな緊張感の美しさ

2019年4月24日
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鑑賞方法:映画館

昨年度(第91回)アカデミー賞受賞作品としても、
映画館ではなくインターネット配信の作品としても、話題となった作品。
わたしは映画館で鑑賞。

映画館では、例えば上空を横切る飛行機の轟音や、町の雑踏など、
音の臨場感を存分に体感することができました。
劇中でドアを開けた音が聞こえて、
思わず映画館内の出入口に振り返ってしまった(笑)!

音もそうですが、
色を排したモノクロ映像の中で、
前景と後景がハッキリとした立体感を描き出しています。
例えば、遠くに見える森の火事や、
ベビーベッドを買いにきた店の外の様子と中からの映像、など。

見間違いかもしれませんが、
部屋に飾られていたのが "光の魔術師" ともいわれるフェルメールの絵?
白黒でありながら、この映画の光の見せ方とも重なるようにも思えます。

対比的なのは(前景と背景、光の濃淡と白黒の)他にも、
劇中に何度も登場する飛行機。
その下で暮らす地上の市井の人々を対照的に際だたせているのかな、と。

また、家政婦のクレオら(あえて一括りに)家族が暮らす家の全体をうつすカメラの動きは、
まるで演劇を見るときの視線のように感じました。
(演劇の舞台は、部屋の一辺の壁を取り除いたように作られる)

1970年代メキシコの社会、時代の激動の中で、
社会の最小単位とも言われる "家族" のあり方が、比例するように揺らいでいく様子、
何事もないような生活の中での不吉な予感と変化、
その微妙な緊張感が繊細で美しく映し出されます。

一つの小さな集団の変化、だけではなく、
クレオ自身の一人の女性としての吐露、
「欲しくなかった」
という台詞が、

おとなしくも切実な言葉として、胸の一番奥までじんと響きます。

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ウマノホネ

4.0映画館で観ないとダメなタイプの映画

2019年4月22日
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鑑賞方法:映画館

やっと行けたアップリンク吉祥寺で、やっと観れたROMA。
世界の多くの人たちは、これを、家でPCの画面とか、下手するとスマホの画面とかで観たの…?ダメじゃない…?これ絶対映画館でスクリーンで観ないとダメなタイプの作品じゃない…?

画はずっとモノクロ、BGM的な音楽は一切なし、特に前半は淡々とした日常描写。
一番最初の、床がずーっと映ってるカットがものすごく映画的で、こんなにも映画的な映画を映画館で上映しないって…!?ってすごく混乱した。

私は映画的な読解力が全然ないので、あのシーンはどういう意味…?と思う場面もいっぱいあった。
と言ってもつまんないわけじゃ全然なくて、眠くなったりはしなかったし、基本は主人公の女性に感情移入する作りなので難解でもない。面白かったし、ああいい映画観たなー!って満足感もあった。

これをPCモニターで観るのは……と思ってしまう私がもう古いってことなのかなー。
ネトフリとかの高品質ドラマばっかり上映する映画館とかやっちゃダメなのかな。私みたいな人に需要あると思うけど。

あと成人男性がことごとくクズだった

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hhelibe

3.5遠くだったり近くだったり、話し声や生活音、立体的で繊細な音の作りが...

2019年4月14日
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鑑賞方法:映画館

遠くだったり近くだったり、話し声や生活音、立体的で繊細な音の作りが、ゆったりとした清々しい雰囲気ではじまる。
女性達の周りのざわめきと、社会情勢が同時進行で激しく増していく中、随所に表現される、いざという時に役に立たない男性の描写が、女性達の力強さを際立たせている。

敷地内の水面からはじまり、最後には大きな波に立ち向かう彼女達の物語は、開放的な空に向かって新しくはじまる様だ。

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パプリカ

4.0衝撃的なシーンが2回、でも観て良かったです。

2019年4月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

1970年代のメキシコが舞台。
ネイティブメキシカンの若い家政婦の、視点から見える日常生活の様子を、ドキュメンタリー風に描いている。モノクロ映像が美しく、ストーリーは静かに淡々と単調に進む。
少々違うかもしれないが、レヴェナント・蘇りし者(ディカプリオ)の自然光映像美を彷彿させるような気がした。

衝撃的なシーンが2回あるが、隠していない(ぼかしはない)。真実を正直にスクリーンに映し出している。
衝撃的で、不快感を感じても、そのシーンにぼかしを入れたら、この映画が台無しになってしまう・・・。これにより、全体を通してのこの映画の良さ、怒り、悲しみを感じることができる。
そして、予告(パンフ)の写真の意味も、最後のクライマックスシーンで分かる。
この写真は何か?という疑問が解ける。
上手く説明できないが、観れば分かる作品。

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クララ

4.0巨匠感がすごい

2019年4月12日
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最初は淡々としているが、見ているうちになんだかすごい世界に連れて行かれる感覚に陥る。
水の表現と音の表現がなんとも印象的だった。
生と死の話。

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P

2.5ほんとは・・・・・なの、とクレオは泣きながら言った。

2019年4月12日
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鑑賞方法:映画館

主人公としてはパッとしない家政婦クレオ。彼女の"流されて生きている人生”に、何故か引き込まれていく気分はあった。まるでモノクロの写真集を動画で見ているような贅沢な映像美が、そうさせたとも言える。
しかし、各地の映画祭で賞をとるほどなのか?と不思議に思うのが正直な感想。

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栗太郎

1.0退屈

2019年4月11日
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この映画に高評価をつけている人たちは気取っていると思ってしまう。

撮影技術はすごいなと思いました。

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ハクタカ

5.0ぜひとも映画館で観るべき!!!

2019年4月10日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

モノクロでしかもBGMなしの日常で聞こえてくるような音だけを流しているような映画を初めて観た。
シンプル過ぎる作風なのに、じっくり観て聴いてみると、情報量が半端ない。
ストーリーに関係なく時折映る暖かみのある日常のちょっとした風景になぜだか涙が流れた。
ラスト、家政婦が子どもたちを助けに波をかきわけて海中へと飛び込んでいくシーンで波の音が映画館の右側のスピーカーから左側へと流れていく様な感じが、すごく臨場感があって夕日のなか皆が抱き合うシーンまで引き込まれた。
気づいたらボロ泣きしていた。
家政婦と子どもたちとの実の親子以上の深い心の結びつきを感じられる場面が何度かあってどれも印象に残った。
フンの始末をしている飼い犬にまでなつかれているのを見て少し笑いが込み上げてきた。

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nia

4.0モノクロで鮮やかに彩る生と死の物語

2019年4月8日
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およそ映画にはなりにくい地味な内容なのに、画面から目が離せない妙な引力がある作品です。モノクロ画面の中で描かれる生と死は、ひたすら美しく残酷だけど、喪失から再生のドラマとなる監督の手腕は素晴らしいの一言です。
劇場で観る機会に恵まれて幸運でした。

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シネマディクト

2.0そんなにいいかな。別に悪くはないんだけど。明日には忘れそう。

2019年4月6日
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鑑賞方法:映画館

そんなにいいかな。別に悪くはないんだけど。明日には忘れそう。

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kazuyuki chatani

4.5ずっと観ときたい♪

2019年4月5日
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鑑賞方法:映画館

Netflix 限定公開作品を映画館で観られると云う至福の時っっ!!
(Thanks a heap, イオンシネマ茨木っっ!!)

Palme d'Or っぽい作品を劇場で観たのは中っか々に久っさし振り♪♪
(筆者註: 飽くまでも個人的な見解やし且つ、実際に Palme d'Or は獲っておりませぬ)

映画通を装ってる (?) アタクシ目線でも、全ての画面の構図が素ん晴らしく、その美しさばかりを両目でコレデモカと追っかけとったんやがダガシカシっっ、

ダガシカシっっ!!

アタクシの脳味噌はアタクシが気付かぬ内に物語にのめり込み、

やがて、アタクシの知らぬうちにアタクシの眼とアタクシの脳味噌が交差していくやーつwww

こー見えて (!?)
人として生まれて
人として育ち、
人として成長してきた (つもり) なアタクシには
終始物凄ぉ~く心穏やかに観続けラレタ映画◎
コノママ エイエン ニ オワラン トイテ トモ オモタ

涙も流すし笑うし怒るし困るし喜ぶし、
せやけど、いや、せやからこそ、
家族って嗚呼是愛おしいっっ!!!!

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"Auggie" Wren

2.5水と飛行機

Kさん
2019年4月3日
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が印象的。淡々としているのに何故か飽きない不思議な雰囲気の映画。アップリンク吉祥寺にて鑑賞。

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K

4.5このポスターの場面へ向けて全てが集約されてるストーリー。

2019年3月31日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

メキシコの上流階級の家でお手伝いとして働く主人公とその家の家族の話。
.
ネトフリは加入してないので見に行ってきました。元々ネトフリだけで配信だったけど、監督的には劇場で見ることを想定して作ったこともあり、,
.
映画館で見るとカメラアングルと音響で自分たちもその空間にいるような雰囲気。後ろから鳥のさえずりが聞こえてきたり、最後の海のシーンはカメラ自体は大幅なブレはないものの、波が迫ってくる音でなかなかの迫力。
.
そして数々の苦難を乗り越えた後に今まで家政婦だから端っこにいた主人公が真ん中に来て家族と抱き合うシーンは泣ける。多分このポスターを先に見てるから余計?.
.
配信を否定してる訳では無いけど、家で注意力散漫の状態でこれを見ても何も記憶には残らないかもしれない。

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せつこん

2.5ネット配信作品も劇場用映画も同等なのか

2019年3月31日
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鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

U.S.Aの映画祭で『外国語映画賞』を含む他の賞も獲得したという。あくまでもネット配信の作品である。アメリカにおいては、ネット配信の作品も「劇場用映画」も同じカテゴリーに含まれているということに、少し戸惑いを感じた。今後、日本の映画界にも多少の影響がありそうだ。
 映画の作品名から、このサイトの作品のあらすじは、メキシコの中産階級の生活を描いているという。なぜ「ROMAVローマ」なんだろうと思った。
映画館でのモノクロを観るのは、久しぶりでもあり新鮮な気もした。画面にフェルミンの性器が、友情出演するが、そんな驚きもなかった。なぜか劇場用のオリジナルのヒューマンドラマ。Netflixによるネット配信の作品であるようだが、途中のデモや後半の海の波の迫力さは、映画作品として観ることができた。この作品はある中産階級の家庭を家政婦であるクレオの日常を中心に描いている。ほのぼのリアル感満載で、モノクロ好きな私には、気持ちよく観られた作品だ。

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突貫小僧

3.5棒は棒で棒にすぎない

2019年3月30日
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シネスイッチ銀座で鑑賞。
期せずして昭和感漂うスクリーンでその時代を描いた作品を観ることに。
二階席まである大空間、とてもいい雰囲気だったな…

Netflix会員ですが、これこそ劇場で観た方がいいのでは? という複数筋から情報により温存し、初見。
懸案の棒ブルンブルン場面は一片のごまかしもなく大画面で披露されて、興行主の心意気に感激しました。

戻れない過去への郷愁(は当然として)、に止まらず、これは現代でも形を変えて残る問題への告発を、自分の過去への落とし前として描いているのだと思います。
ただのノスタルジーに耽溺するのではなく、無知で無力な子供であった監督自身の贖罪にも似た思いを強く感じました。
その意図は、ファーストカットのカメラワークから、対をなすラストまで、決然と貫かれています。
なぜなら監督の分身である子供の立場からでなく、一家の外側にいる彼女の視点を通じて描かれているからです。

実は家で観なかったのには、日頃アート志向の作品を観ないため途中で飽きるではないか? 退屈するではないか? という危惧もあったのですが、どのシーンも意図が明確で、その心配は杞憂でした。
とくに登場シーン一発で父親の人間性を伝える演出が見事でした。
とはいえ背景となる70年代初頭のメキシコの政治状況などは、画面の端々からぼんやりとしか推察できなかったので、予備知識があればより深く理解できたかとは思います。

でも、それを抜きにしても、作品の核となるところは理解できたと思っています。
「棒」はただの棒でしかないのに、その体面を保つために弱い立場の者を踏みにじることは罪ではないのか?
むしろ、いたずらに棒を振りかざすことこそ弱さの表れではないのか? というところまで。
さすが「2018年の」アカデミー監督賞は伊達じゃないぜ、という。

過去作のセルフパロディなど、ところどころでクスリともさせられ、また終盤、クライマックスの場面では泣かされもしました。
モノクロ画面に映る情景はどう見ても往時のものにしか思えず、スピルバーグはじめ毀誉褒貶かまびすしいNetflixですが、この作品に予算を投じたことを評価しないわけにはいかないな…と思わされました。

追記
ラジオ番組でコンバットRECさんが恋人のお師匠のトレーニング場面の意味がわからないと述べられていましたが、あれはたぶん、お師匠以下、訓練された弟子たちにも持てない強さを(文字通り「ブレない芯を持つ」ことによって)彼女が体得している、というこでは?
まああそこまで長い必要あるかと言われるとわかりませんが…

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ipxqi

5.0やっぱり映画館で観たほうが絶対いいです

2019年3月29日
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鑑賞方法:映画館

こういう作風は特に珍しくなく思ったよりも難解で退屈ではなかった。いやむしろ引き込まれたかな。モノクロで作って、ネットフリックスで配信する時点で、これは万人に魅せるための映画ではなく、自分が表現したいものを具現化しただけなのだろう。言わばライフワーク的作品、こういうのがあってもいいかなと思います。海辺のクライマックスシーンは感動的です。

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ちゆう

3.0ドキュメンタリー

2019年3月29日
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鑑賞方法:映画館

ドキュメンタリーみたいな映画。

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shigeshigeshigeo

4.0良かった。

2019年3月27日
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鑑賞方法:映画館

素晴らしい映画でした。
流石アカデミー賞外国語映画賞受賞作品でした。

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tatsu tatsu

4.0撮り方

2019年3月27日
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鑑賞方法:映画館

長回し大好き長回し教徒です。冒頭の演出とかほんと好き放題撮ってる。正直ちょっと腹立たしくもある。画面外でなっている音もとても多いので、劇場で観る意味がある映画だった。

観る前は途中寝てしまうかもと心配したが、どんなやらかした撮り方がされるのか、画面に釘付けだった。
まあ犬のフンやモロ出しはどうかと思いますが、ありのままに撮る、というのならまあ。

それからクレオを困らせるなダメ男にクソガキどもめ!

ただ、高画質の犬の糞は…ねえ。

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なお