劇場公開日 2019年3月9日

「本当の映画好きにはたまらない映画」ROMA ローマ やまちゃんの一言さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0本当の映画好きにはたまらない映画

2019年3月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

この映画は、いろいろなジャンルの本が好きで、映画の中に没入できる、このつまり本当の映画好きには受け入れられると思った。一方で万人受けはしないなと。イオンシネマはよく上映に踏み切ってくれたと思う。アカデミー賞受賞作で土曜18時開始なのに観客は少なかったが、観ていた人は間違いなく本当の映画好きで、私自身もその一人だった。
映画は小柄なメキシコ人のメイドが主人公で、彼女の目線で淡々と進むがそれがモノクロームの画面と相まってとても良かった。最後のクライマックスでメイドが溺れる子供を救ったあと海岸で、「実はあの人の子供を生みたくなかった」と声を絞り出した時、この映画を見て良かったと思った。

地元ワンダーランド