劇場公開日 2019年2月15日

「飛ぶほどではなかったけれど。」女王陛下のお気に入り _hrm_kun_さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5飛ぶほどではなかったけれど。

2019年2月24日
iPhoneアプリから投稿

何を言ってもネタバレになりそうな気がするので、ストーリー自体にはあまり触れないことにします。
この監督の作品は、色調がいつも統一されており、アングル、カット、音の使い方の部分で進化している気がします。
悪い意味で、撮る人が撮ったら、ただのどろどろした宮廷女同士のバトルものになってしまっただろうなーというイメージ。

枯れた感じのレイチェル・ワイズ(ウィノナ・ライダーもこういう感じで出て欲しいなと思った。反日なのは知っているけど、なんだかんだ好きだし。「ブラック・スワン」の時の、まさに!なあの役演っちゃうとことかすごいと思う)も、今作にて、いろんな顔で魅せてくれるエマ・ストーンもよかったです◎

ただ、個人的には飛ぶほどは入り込めず(「聖なる鹿殺し」のほうが効いた)、ネット評価が高いのは「アカデミー賞最有力候補」みたいな謳い文句がついているせいでは?とも思っています。
とは言うものの、ヨルゴス・ランティモス監督作品、「ロブスター」「聖なる鹿殺し」「籠の中の乙女」と観てきてかなり好きではあるので、今後も追うことは間違いないです。

_hrm_kun_