「完全版」この世界の(さらにいくつもの)片隅に ちゆうさんの映画レビュー(感想・評価)
完全版
本作品を長尺版と呼ぶのではなく、完全版と私は呼びたい。
リンさんのエピソードが加わって、話に深みが増しました。
ぽつりぽつりと絞り出すような台詞、ゆっくりゆっくりと今の心情を語る唄、悲しい現実がたんたんと描写されており、どんな反戦映画よりも心に響く出来映えです。
ラストの戦災孤児のシーンは生きていくことへの物凄い希望を感じます。
このような稀有な素晴らしい映画を年末に観られて最高でした。
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