ダンスウィズミーのレビュー・感想・評価
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テンパータイヤは早めの交換を
姪っ子を預かった際に行った遊園地フォーチュンランドで、昔は有名だったが今は落ちぶれた催眠術師にかけられた暗示のせいで、音楽を耳にすると歌ったり踊ったりせずにはいられなくなった勝ち組OLの話。
ミュージカル全否定、ややもすると催眠術も否定する様な流れからスタート。
この時点でなかなか自分向き?
朝から脳内ミュージカルが始まってパンチラ全開w仕事中でも踊り出しちゃって、どうやら現実に起きていることと彼女の脳内にはギャップがある様だ。
…と思っていたら、あれ?現実と一致していることもあるのか?
その辺はご都合主義全開だったり支離滅裂だったり。気付いたらロードムービーになっちゃっうし。
田舎っぺなんかを筆頭にそれいりますか?なエピソードとか、あれ?治った?な感じも入れ込みつつ展開して行くけれど、普通のミュージカル映画とは違って、歌ったり踊ったりがギャグというところで許せてしまうというか楽しめてしまうというか。
そんなアホなというところも多くて、三吉彩花を愉しむだけの作品かと思っていたけれど、なかなか面白かった。
ちなみに、三吉彩花という人は知っていたものの、モデル?タレント?ぐらいの認識しかなく鑑賞したけど、演技も悪くないし、歌にしてもダンスにしてもけっこうポテンシャル高くてびっくりした。
昭和テイスト、それでも三吉彩花はいい!!
ミュージカルよりもロードムービー色が印象に強い作品。
昭和歌謡には勝てない
主人公(三吉彩花)は催眠術をかけられ、メロディを聞くと歌って踊るようになってしまう。
これじゃ生活に支障をきたすので、催眠術師(宝田明)に解いてもらおうと思うのだが、地方巡業に出たようなので、追いかけることに。
助手をしていた女(やしろ優)と共に、東京から新潟、秋田、札幌へのロードムービーとなる。
ミュージカルシーンは頑張っているが、使われている昭和歌謡数曲に持っていかれる。
エンディングは好感が持てます
狙われたターゲット層
「狙いうち」「年下の男の子」「夢の中へ」「タイムマシンにお願い」という、この映画のメインにもなる4曲が73年~75年という時代に集中している。この時期に青春時代を送った観客がもろにターゲットになっている。もちろんこのkossyも・・・
映画館で7回観るほどハマった『スウィングガールズ』(2004)以来、普通になってしまった矢口監督も、同映画のパターンを踏襲したかのような展開だった。特にそれを感じてしまったのがレストランの案内係を演じた菅原大吉の登場によって。路上でギターを弾き語りするchayの仲間となるエピソードもそうだし、札幌までのロードムービーが全て『スウィングガールズ』を感じられたのだ。また、最初のダンスでは『雨に唄えば』の「グッドモーニング」でソファを倒すシーンがありましたけど、完全にオマージュしてますね♪
さすがにリピートするほどは完成度も高くなさそうだし、「狙いうち」なんて甲子園見てたら何度も聴けるし、そもそも振付がおかしいやろ!て感じでした。男子的には宝田明のモテモテぶりの映像がうらやましかったりしますが、ほかの見どころは三吉さんのスカートひらひらさせるダンスですね・・・「あ、パンツ見えた」とか、童心に帰ってしまいます。
50万円貯まる貯金箱いいですね~♪蓋は開けてしまいましたが、30万円のヤツ持ってます。その貯金箱を大事そうに抱えているところ好きです。
※マーチン上田を検索しても「マーチングバンド、上田市」は出てこなかった・・・
※「いなかっぺ大将」についても書けばよかった・・・悔やまれます
楽天的だが、達成できていない夢に関する歌
質の高い和製ミュージカル映画
矢口監督のコメディセンスに陰りが出始めている事が心配
矢口監督作品には二十年近く楽しませて頂いている。
が、前作の「サバイバルファミリー」辺りから監督の稀有なコメディセンスに輝きが無くなって来ている感がある。
この作品で、幾つか気になる点があるが、一つだけ。
使用されている楽曲が昭和、平成初期のものが多くアレンジも多少強引な感があり、主人公の女性の踊るシーンが昭和歌謡ダンスに見えてしまうのである。(卑近な例で言えば、NHKの昭和音楽番組で披露される踊りだと思って頂きたい)
才能は簡単には枯渇しないと私は思う。
この作品が、若手監督が製作したものであればコメントは大きく変わるが、矢口監督作品だからこそ、少し偉そうにレビューさせて頂きました。
監督とはほぼ同年代なので、エールだと思って下さい。
うーん
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