「三吉彩花がとにかく魅力的!」ダンスウィズミー ぴゅあるさんの映画レビュー(感想・評価)
三吉彩花がとにかく魅力的!
ミュージカル嫌いな人が音楽が鳴ると踊り出さずにいられなくなってしまうという設定がなんとも日本的で秀逸。
前半は面白い!
最初は嫌々なのに、音楽が流れるとスイッチが入ったかのようにノリノリで歌い踊る主人公を三吉彩花が表情をめいっぱい変化させて見事に演じている。
この映画とにかく三吉さんが魅力的である。
三吉さんのことは全然知らなかったが、調べたらこのcm見覚えあるわというのがいくつかあった。
それだけでも充分に観る価値あり。
(パンチラもあるし…)
ただ、後半が…
ロードムービーになっていくのだが、前半の魅力がなんだかなくなってしまった印象。
踊りたくないのに踊ってしまう主人公が、自ら踊り出すようになるという主人公の成長を描いているのだけれど、それが会社や街中とかこんなトコで踊る⁉︎という場所ではなくて、路上ライブや舞台など対お客さんの構図になってしまい、いわゆるSHOWになってしまっているのが原因なのかな。
決して高いレベルではないのに、お客さんがどんどんお金入れたり、スタンディングオベーションするのが嘘臭く、物語上のご都合主義に見えてしまった。
まあ何はともあれ、ウォーターボーイズの妻夫木聡やスウィングガールズの上野樹里のように、三吉彩花がスターになっていくといいなぁと思う。