「もっと踊ってほしかった!」ダンスウィズミー おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
もっと踊ってほしかった!
予告のコメディミュージカルの雰囲気に誘われて鑑賞してきました。主演の三吉彩花さんが、その容姿はいうまでもなく、歌もダンスもとても素敵で、ずっと見とれていました。そこへ絡むやしろ優さんが、主役を食うぐらいの勢いで、その見た目どおりどんどん幅をきかせてくるのもおもしろかったです。
内容はミュージカルというより、ミュージカル要素を含んだバディ物のロードムービーといった感じでしたが、ストーリーはよく練られていて、伏線や布石になっているシーンが多かったので、最後まで楽しく鑑賞できました。
ただ、全編にわたってミュージカル仕立てかと思いきや、案外そうでもなかったので、肝心のダンスシーンがいささか物足りない印象でした。予告で何度も見た、オフィスやレストランでのようなモブを巻き込んでのダンスシーンをもっと見たかっただけに残念でした。
また、三吉彩花さんのダンスを際立たせるためには、バックダンサーも大切だと思うのですが、本作はここが弱いように感じました。比べてはいけないのでしょうが、前日にロケットマンを見たばかりだから、よけいそう感じたのかもしれません。あと、大好きなムロツヨシさんの出番が少なく、彼の持ち味が十分に発揮されてなかったのももったいなかったです。ムロツヨシさんがバディでもおもしろかったかも!?