「ベトナム戦争を批判するピーター・ブルックの幻の作品」テル・ミー・ライズ まっくん a.k.a. エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
ベトナム戦争を批判するピーター・ブルックの幻の作品
イギリス演劇界の巨匠ピーター・ブルックが1968年に撮った3作目の長編映画とのこと。
セミ・ドキュメンタリーの体でベトナム戦争をストレートに批判する一方、映画的な表現も随所に散りばめられており、作品としての完成度は高い。
パーティーでの政治家たちとのやり取りは白眉と言える。50年経った今でも全く変わらない議論が交わされていることに愕然とする。
若者たちの無力感をもしっかりと伝える普遍性の高い傑作。実に貴重な発掘だ。
コメントする