「あえて星2つ、ひどい脚本。役者かわいそう。」泣くな赤鬼 Hinotamaさんの映画レビュー(感想・評価)
あえて星2つ、ひどい脚本。役者かわいそう。
本来なら一番泣けるはずのところで
冷めてしまった。
あそこで、「ありがとう」なんていうはずない!
絶対に、「ごめんな!ゴルゴ!」
原作は知らないので、この映画だけの話だけど
赤鬼、怖い厳しい先生。
だけど、野球に情熱があり、そこは生徒も理解している。
才能のあったゴルゴに期待して、気にかけていた。
甲子園にいちばん近い位置まで行った時代の栄光。
中学から一緒だった和田とゴルゴ。
野球の強い高校に一緒に進学。
和田は、努力する才能がある。
ゴルゴは、野球の才能はあるが、我慢が出来ない。
赤鬼は、なにかとゴルゴを気にかけて、野球に向かわせようとするが、力及ばずに、
最初当て馬だった和田が、努力でレギュラー獲得。
行き違いもあり、
ゴルゴは退部、退学となってしまう。
和田だって、甲子園一歩手前の高校のレギュラーだから、
そこそこの選手のはず。赤鬼だって、納得していたので、
ゴルゴの事は、忘れはしないが、残念だったぐらいの認識か?
そんなひとりの生徒が、ずっと野球を忘れられず、赤鬼先生も密かに慕っていた。
最後の望みが、「野球やりたい!」
もし、自分が先生なら、「あの時もっと強引引き留めて、
野球部に戻しておけば良かった」と思うはず。
だから、「ごめんな!ゴルゴ!」になるはず。
和田との和解も、よくある青春期の行き違いだから、
そんな事もあろうな。
でも、そんな優等生的和田が、ゴルゴを引き留めない事を責める事はあっても、
先生の夢を叶える為の手段だったなんて、言わない。
先生だって、オレよりゴルゴが残ってたらと思ってたでしょ?ごめんなさい。
オレが、もう監督はゴルゴの事は見放してるって、嘘ついちゃったんだ。
だから、ゴルゴは、自分から辞めてったんだよ。
アイツの威勢のいいのは、気が小さくて、優しい本性の裏返しだからさ。
昔は、泣き虫だったんだよ。
オレも、ゴルゴに戻って欲しかった反面、
戻って来ると、レギュラーじゃなくなるかもしれないから、
少しは、ラッキーって思っちゃった。
という感じで流れて欲しかった。
あと、奥さんの川栄は、高校の同級生かマネージャーの方が良かったかな?知らない先生に突然会って、
あんな相談出来ない気がするし、
オレは嫌われ者でいいから、みんなには、連絡するな!
って言われて、どうしたらいいかわからなくなった。
ずっと先生の話は聞かされてたから、
やっぱり、先生に相談しようと思ってとか?
最後の、進学校の野球部に対しても、
情熱を、取り戻して真剣な指導をし始めるのは良かった。
怒ってるのは、真剣に証拠だ!
あと、努力は報われるは嘘。
努力すると報われる事もあるけど、努力しないと絶対報われない。
そして、努力したっていう過程で得られる経験が残り、
今後の人生に必ず役に立つ。って言う事。