劇場公開日 2019年11月1日

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「大人のラブストーリー、石田ゆり子は圧巻」マチネの終わりに だるまんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0大人のラブストーリー、石田ゆり子は圧巻

2019年11月3日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

幸せ

萌える

予告通り、大人のラブストーリー。3回会っただけで、、、と聞いて、福山さん、ストーカー役なのかと思ったら、そんなことは無かった。
単純に、なりふり構わず、という恋愛ではなく、2人以外の色々な事に気にかけながら発展していくところが大人っぽい。キスからの、、、も、大人!20代ならあれはなかろう?(笑)大人なのだよ。

ただ、全体的なストーリーは、個人的にはあまり好きではなかった。ネタバレになるので言いませんが、クソ人間が何人かいる。よくそんなな事が出来るなとか、そんなことしたらあの人はどんなに傷つくのか、とか、気になってしまった。

羨むようなハッピーエンドでもなく、切なくなるようなバッドエンドでもなく、なんかモヤモヤしました。

石田ゆり子は圧巻。強い大人の女性でもあり、弱さもあり、可愛らしさと美しさ、とにかく素敵でした。
福山雅治は、好きなアーティストで好きな俳優ですが、この役はプロのギタリストで、博識、冷静、クール、セリフがカッコイイ。ある意味完璧なハンサムで、逆に人間的に魅力を感じない。

映像も、パリ、ニューヨーク、マドリードと、ベタな都市ですが、美しくうっとりします。
なんか最近の映画と違う雰囲気があると思ったら、フィルム撮影だそうですね。テレビドラマとは違う。

あとは音楽もよかった。
主題歌?である「幸福の硬貨」。この曲の善し悪しで映画の善し悪しが決まるほど重要。てっきり既存の名曲なのだと思ったら、菅野祐悟のオリジナル曲だとは。1番びっくりした。

過去で未来は変わるけど、未来で過去も変わる。
はいい言葉、この今を知るだけでも見る価値がある。

だるまん
だるまんさんのコメント
2019年11月4日

コメントありがとうございます。そうなんですよね。石田ゆり子は本当に魅力的です。反面、福山雅治はカッコよすぎる。私の女性の友人で福山雅治はカッコよすぎるから嫌い。と言っていましたが、今回ばかりはちょっと賛成です。ラストレターも絶対見ますけど。

だるまん
だるまんさんのコメント
2019年11月4日

コメントありがとうございます。実は金曜日の深夜に特別番組やっていて、映像や光のこだわりについてやっていて、なるほど、あの暗い少し粗い映像はフィルムなのだと思ったので追記しました。

だるまん
グレシャムの法則さんのコメント
2019年11月3日

ふたりがこれからの未来をどう過ごし、過去をどう変えるのか、については原作も読者に丸投げでした。
想像ですが、監督さんもとにかくこの世界観の中で石田ゆり子さんを輝かせたい、との一点に賭けて(つまり、福山さんも引き立て役に過ぎない)撮ったのではないでしょうか。違うかな。

グレシャムの法則
かいりさんのコメント
2019年11月3日

フィルム撮影なんですね!映像も音楽も繊細で、素敵でした。鑑賞後もあのメロディが心地よく残っています。

かいり