「完成披露試写会に行ってまいりました。未だかつて見たことがないろくで...」凪待ち いずみ@6☆さんの映画レビュー(感想・評価)
完成披露試写会に行ってまいりました。未だかつて見たことがないろくで...
完成披露試写会に行ってまいりました。未だかつて見たことがないろくでなしの香取慎吾というフレコミではありましたが、香取慎吾云々だけではなく、稀にみるどーしよーもないろくでなしの男の話し。香取慎吾出なければ途中で見続けるのも脱落したくなるよーなろくでなしな郁男。それでも郁男がなぜ他人である家族に見捨てられなかったのか。それは義娘との美波との関係性をみるになんとなく感じるものがある。我が子ではない義理の関係の思春期ど真ん中の美波。父親面するわけでもなくかといって距離があるわけでもなく、尊敬されるようなことはなにもできないまま軽蔑されるわけでもなく美波の心地のいい距離でふわりふわりとそばにいる。これが亜弓が郁男に惹かれ続けた魅力なのであろう。そしてどうしようもない男なのに最後まで観客も見捨てることはできない。みたことがない香取慎吾ではなくどうしようもないろくでなしを見捨てられずに、おいここだろ!がんばるとこは!と拳を握りたくなる、背中を叩きたくなる、そんな感情を味わいに映画館にいってほしい。
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