「【”要介護人生”から”自立する人生”へ。ブレイク・ライヴリーの表情の変化と共に、”イヤミスムービー”感高まる一品でもある。】」かごの中の瞳 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”要介護人生”から”自立する人生”へ。ブレイク・ライヴリーの表情の変化と共に、”イヤミスムービー”感高まる一品でもある。】
幼少時の事故が原因で目が見えないジーナ(ブレイク・ライヴリー)とジェームズ(ジェイソン・クラーク:絶妙なキャスティングである。不細工ではないが、ハンサムでもない・・)は冒頭からいきなりセックスをしている。(正常位)
二人が、子供を欲していることがセリフで分かる。
ジーナは医者の診断で右目は手術で0.4まで回復すると告げられる・・。
ー視力回復前と後のジーナの変化ー
・服装他 地味なモノからカラフルに。髪も金髪にする・・。
・言動 言葉少ない女性から生き生きと楽しそうに話す奔放な女性に・・。
”色々な色が見たいわ”
飼っていた犬”ジンジャー”の顔をまじまじと見て”ブサイクだったのね・・(うわわわ・・・・・、)
ジェームズはある日、新婚旅行で行った南スペインへ行かないかとジーナに言う。喜ぶジーナ。そこにはジーナの姉夫婦も住んでいる。(ローラ&ラモン)けれど、この姉夫婦(特に旦那のラモン)が奔放な人達で・・。ちょっと怪しげなところにジーナを連れて行き、喜ぶジーナ・・。(元々、奔放な性格だったのね・・)
焦ったジェームズは住んでいるタイのバンコクへ慌てて戻る・・。
が、バンコクでもジーナは奔放なまま。どんどん美しくなってくるし・・。
(ブレイク・ライヴリーですからねえ・・。前半、地味な表情がどんどん変わって来る。)
引っ越ししたいと言い、自分一人で新しい家を見つけてくるし、目が不自由だった時に通っていたスイミングスクールで仲良しの女性から”彼の凄いわよ・・”と言われていた男性とあっさりと関係を持ってしまったり・・。(重ねて言うが、元々そういう性格だったのね・・)
劇中、ジェームズの精子では子供は出来ないと診断されるシーンが出てきたり、ジェームズとジーナのセックスの体位が騎乗位になっていたり(ジェームズは手も縛られている・・)。
そんな中、徐々にジーナの右目が見えなくなってくる・・。
ジーナの目薬が意味ありげに映し出される・・。
ーこの映画は、肝心なシーンを直接描かない。観ている側に色々と想像させるのだ・・。しかも”嫌な想像”をー
ジーナは一緒にギターを習っていた隣家の子供と発表会である歌を歌う。それを聴いていたジェームズは顔色を変え、会場を後にし、動揺を隠しきれずに車を運転する・・・。
ラスト、ジーナは生まれたばかりの子供の顔をみて微笑む・・。
<多様な見方が出来る作品。(脚本が粗いからでもある。)
個人的には、献身的にジーナを支えてきたジェームズが少し哀れに思えた作品。だが、人によっては全く逆の感想を持つかもしれない。
鑑賞後、イヤーな気分になってしまう作品でもある。>
NOBUさんへ
観たかったのは①スイングキッズ、②娘は戦場で生まれた、③シェイクスピアの庭。特に①と②は上半期で一番期待してた二本なんです。再上映希望です。大画面でタップダンスを観たかったw
観たい作品があります。上映してる劇場は、土日が休館!どーすりゃ良いの???
この週末はヤケクソで出勤予定ですw テレワークが困難な仕事なのですが、映画館に行けないと捗りますw