「ハッピーエンドでは…」かごの中の瞳 ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
ハッピーエンドでは…
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なくて残念。夫婦二人の出会いから結婚に至るまで分からない。けれど盲目の妻を献身的に支えてきた。見えるようになって新婚旅行と同じ部屋に再度行くアイデアも素晴らしいけど、結果違う部屋になったからと言って、妻から小言を言われたら夫は面白くない気持ちも分かる。しかし、生まれつきではなく、事故で視力を失った人は絶望の淵に落とされた事だろう。今迄見えてたものが全く見えなくなったのだから。だからこそ片目だけ見えるようになったのだから、最高の幸せを感じたろうし、全てが新鮮であらゆる事を知りたくなり、想像していたものを全て比較するだろう。そういう気持ちが夫には分からなかったのだろうか。気持ちのズレが次第に大きくなって、互いへの思いやりを失っていく。夫はなぜ正直に違う部屋を取ったこと、子供を作れない原因が自分にあることを言えなかったのだろう。犬も夫のせいなのか。ちっちゃな男だな。それのみならず、目の回復を奪うのは犯罪であり、言語道断。妻も浮気はアウト。ましてや妊娠しちゃうなんて。きっと男は盲目の頃から狙ってたんだろう。夫はラスト、妻に全て悟られ、耐え切れず自殺。自分の子供ではない事がわかったら、そりゃがっかりするだろうし。出会いが描かれていないのだが、どうして結婚したのか、初心に戻るべきだった。
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