「ブレイク・ライブリーの顔の変化が気になった」かごの中の瞳 AuVisさんの映画レビュー(感想・評価)
ブレイク・ライブリーの顔の変化が気になった
盲目のヒロインが危険な目にあうサスペンスは多いが、妻の視力回復で夫婦仲が変化するさまをスリラーに仕立てた点はオリジナリティーがある。ただ、映画に入り込めなかったのは、ブレイク・ライブリーの顔の印象(特に鼻の形)が変わったせいだ。デビュー前や下積み時代の女優が整形するのは珍しくなく、昔の写真が当然のように発掘され比較される時代、彼女も「整形ビフォア・アフター」のゴシップ記事常連だったが、トップ女優になりライアン・レイノルズと幸せな家族も築いたこの時期に…という衝撃が消えず。
それでバイアスがかかった可能性もあるが、視力回復後のジーナに共感できない。もちろん夫の後半の行動は決して擁護できないが…本作の評価は男女で分かれそう。マーク・フォースター監督は「ステイ Stay」の虚実が錯綜する映像世界が好きだった。本作の映像もスタイリッシュで、視覚障害者の感覚を映像で表現する試みも興味深い。
コメントする