「3人だけの密室劇」デイ・アフター odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
3人だけの密室劇
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元は2017年に放送されたZDF(ドイツ公共放送)のテレビ映画。
ポスターに偽りあり、こんなパニックシーンは皆無です。内容はワクチン開発の女性研究者とその彼氏、元情報部員のおじさんの3人だけの密室劇、さぞかし低予算で悩んだのでしょうね。
おじさんの部屋に監禁された二人、致死性ウィルス散布のテロ攻撃があったので助けたのだと言うが二人は全く信じない。ましてテロに使われたウィルスは彼女の研究していたワクチンのデータを悪用したものと決めつけるから尚更反発心が燃え上がる。
果たして二人は無事に逃れられるのだろうかというひっぱりだけが延々と続く・・。
流石にラストになって真実が映されるが、だからどうしたの?と言いたくなる。
製薬会社は所詮、利益優先、未完成ワクチンの見切り販売を止めたい動機はわかるがデータ開示の手段は全く持って理解できない。テロだと言うがウィルスを合成、培養するには裏に国家レベルの資金や組織が必須でしょう。コロナも生物兵器開発説が流れたが、本作で褒めるところがあるとすればコロナ発生の2年前の製作と言うところくらい・・。
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