「マイノリティーたちの苦悩と希望を真摯に描く」西北西 まっくん a.k.a. エロくそチキンさんの映画レビュー(感想・評価)
マイノリティーたちの苦悩と希望を真摯に描く
クラブで働くレズビアンのケイ(韓英恵)と冴えないモデルのアイ(山内優花)は恋人関係にあるが、どうやら二人の間のコミュニケーションは難しいようだ。
イランから来たイスラム教徒の留学生ナイマ(サヘル・ローズ)は日本での生活になじめず、一人で生きている。
そして、ケイとナイマとの出会いが三人の人生にささやかだが確かな波動を起こした。
必死で居場所を探すマイノリティーたちのひたむきな生き様が痛くもあり心地よくもある。三人の女性たちの存在が実にリアルだ。
「大和(カリフォルニア)」に続き世間に毒を吐く韓英恵と、「西北西」に向かい祈りを捧げる清楚なイスラム教徒を演じきったサヘル・ローズを記憶に留めたい。
【備忘録】2018年最後の鑑賞となった。今年は158本でフィニッシュ。映画に愛をこめて…
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