「みんな満足できたかな???」劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン きなこさんの映画レビュー(感想・評価)
みんな満足できたかな???
劇場版ヴァイオレットエヴァーガーデン見させていただきました。
とりあえず一言。
「もったいない」これに限ると思いました。
まずはおおまかなあらすじとして
本編よりも未来のお話。現代パートから始まり
病気の少年の話へシフトしていき、終盤で中佐との出会い〜で現代パートで終わりといった感じです
おそらく未来編では「手紙という文化は失いつつあるが大切な人へ想いを伝える事の重要さ、素晴らしさは時代を経ても決して変わることはない」ことを説いたかったのでしょうがこの部分正直必要だったのか?という疑問が残ります。
そして少年編。
ここではアニメ本編同様の構成でしたが、が!
問題なのはここです。ここ!いらない!マジで!いらない!
この作品基本パッと出のキャラに焦点当てまくって社長やカトレアさん達に焦点が当たることはあんまりないんですよね。
基本的にオブジェです。話して歩くオブジェです。いてもいなくてもあんまり変わりません。
ヴァイオレットが感情を取り戻していく過程で彼らはあんまり関与してこないんですよね。サブキャラなのに。
キーパーソンはいつだってパッと出てパッと消えてきます。
これは自論ですが主人公以外の人物のキャラがたっていないと作品全体として「薄く」なりがちです。
この作品は主人公以外全部背景です。言っちゃ悪いけど👎
あと毎話構成似たり寄ったりだから飽きちゃいます。
ここでは未来編でのテーマに繋がる「大切な人へ気持ちを伝えるものは手紙である必要がなくなっていく」経緯を指しているんでしょうがやっぱり必要ないです。
そして終盤というよりは三つ目のテーマ
ヴァイオレットエヴァーガーデンという物語を締めくくる大切な部分です。はい。
なんでこのテーマで2時間やらなかったんでしょうかね。
中佐はヴァイオレットに会いたくないと言いましたがこれは恐らく(恐らく)
彼女が自分とは離れて感情豊かなドールとして、一人の少女として、生きる現在に対し、
「自分は少女のように生きさせたいと思いながらも結局は道具として扱うほかなかった」
「自分という人間はヴァイオレットには人殺し以外は与えられなかった」などといった葛藤あったのではないでしょうか。
てかさ、ここよ!ここ!
中佐のヴァイオレットに会いたくなくなった思考の変化や葛藤などをもっと詳しく描写してくれればいいのにただ単に薪割って砂浜歩いて何しとん。
つか急にじじいが戦争について語り出した時はもうわけわかめ。いろいろあったからこそのセリフなんだろうけど戦争についての描写は本編こみこみでもあんまり触れてこなかったからそこ語られてもなぁ。って感じが
ここは本当にもっと詳しく描写してほしかったなと思いました。はい。
とりあえず未来パートと少年パートと中佐パート3つありましたけど「手紙」や「想いを伝える」などのテーマ以外は全く繋がってなく、ストーリーとして繋げるには少し無理があるのでは?とか思ってました。
必要なくね?と言ったのはこのためです。
僕らはヴァイオレットエヴァーガーデンを観にきているのであってエッセイを観たい訳ではありません。
基本的にこの作品この部分が少しおかしいんですよね。キャラ中心じゃなくてストーリー中心というか、順序がおかしいというか、
描きたいストーリーのためにキャラの事情は2の次3の次で一種のご都合主義のような感じがするんですよね
そして一貫性がない。最悪だこりゃ
ストーリーの一貫性がないのもいろいろテーマぶち込んだけど全部消化できなかった感が否めないですね。
いろいろ言いましたけど絵は綺麗でしたし時間は潰せたので暇な人は是非いきましょう。
ではまた👋
追記:博物館にいたババア誰だよ
大好評の作品なので、きなこさんの感想にビックリです。
私も、いろいろもったいな~~いっっ! という気持ちでいっぱい。
病気の少年との関わりは、思いを伝える事の大切さの描き方として おもしろい部分だと思った。ここは意見が違うかな?
その他は、きなこさんと 同じ感想です。
若い方々に大人気なようなので、私も 頭が固くなったかな~ なんて思ってました。
博物館にいたババア は、ヴァイオレットだと思いました。
理由は、笑顔が素敵なお婆ちゃんだったから & 髪型。
仰ることは分かります。
そうなるともっと良かったかもしれませんね。
でも楽しく見れましたよ★★★★★
個人的には切手のところが一番印象的でした。
博物館にいたババア誰だよ = アイリスじゃないんですか?