「「愛してる」を教えてくれた作品」劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
「愛してる」を教えてくれた作品
結局TV版アニメを見ずに鑑賞にすることになってしまいましたが、もっとヴァイオレットちゃんのことを知りたくなってきました。1年前に『外伝』を観たときにも感じた優しさと同じ、彼女の優しさがにじみ出ています。
戦後という時代、人々は復興とともに失った人の悲しみを乗り越え、新しい世の中を暮らしていく勇気と人を思いやる気持ちが誰の中にもある。まさに京都アニメーションが事件から立ち直り、新しい作品を作り続けてくれていることを教えてくれた。
ヴァイオレットの代筆依頼を受けた際に出会ったアンが亡くなり、その孫であるデイジーが自動手記人形の歴史に興味をもつという未来の描写と、ヴァイオレットの転換期でもある時代が交互に描かれていました。
余命いくばくもない入院暮らしの少年ユリスと代筆を頼まれたヴァイオレットの交流。ベッドの下に潜り込んだ彼女がお茶目で可愛い。そうして、特別料金で請け負った仕事はユリス自身が死んだときに両親と弟に手紙をしたためるというもの。そうしてる間にも「愛してる」を教えてくれた少佐が生きているかもしれないという情報が入るのだだった・・・
泣けた・・・多分、おっさん、おばさんが思い切り泣いていたのはユリスのパート。若者たちは若しくはTVシリーズから知ってる人たちは最後に泣いていたみたいです。前に座っていた高校生くらいの女子はエンドロールが終わってからも号泣して立ち上がれなかった様子で、それを見てまた感慨深くなってしまいました。
「お嬢さん、彼女の手は博物館に飾られ、やがてサイバーネット社が買い取ってスカイネットで利用されるんだよ」と声をかけようと妄想してしまいましたが、連れの女子に殴られるかもしれないので、そそくさと帰りました・・・あー、やっぱりTVアニメを見たい!
kossyさん、コメント返信ありがとうございます。
手を広げすぎると費用が大変ですよね。
分かります。
私もNetflixを含めて3つ契約してますので。
※4つ目は余程の誘惑が無い限り
入らないでしょう たぶん …きっと
kossyさん,お邪魔します。
TVシリーズも昨年の外伝(劇場版)も、
現在 Netflix で観られますよ。
(ご存じなのだろう、とは思いつつ…)
今回の新作を観て帰ってきたその日から、
振り返り視聴中です。
50年先への手紙の話は覚えてましたが、
結構ストーリー忘れていて、新鮮です @_@
今晩は
私は、”今作はきっと良い席で観れないだろう・・”と珍しく予約して劇場に足を運んだら、地方にも関わらず、コロナ禍以降初のほぼ満席。席はど真ん中に取ってあったので、周囲からのすすり泣く声がこちらの情感にも響きました。
京都に縁がありながら、このシリーズは全く内容を知らず”無”の状態で鑑賞したのですが、いかに彼のアニメーション会社の作品が愛されているのかが良く分かりました。(あの事件以降、京都に行った際に”京都文化博物館”で、数々の彼のアニメーション会社制作の映画のポスターの前で佇み、手を合わせていた人々の姿は良く覚えています・・。)
では、又。