「【大切な人に深き想いを伝える尊崇な行為を美し過ぎる色彩で描き出した作品。涙と共に心が浄化されます・・。】」劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【大切な人に深き想いを伝える尊崇な行為を美し過ぎる色彩で描き出した作品。涙と共に心が浄化されます・・。】
ー 人として到底許されざる男の所業により、想い半ばで命を失われた方々及びご家族の方々に衷心よりお悔やみを申し上げるとともに、深い傷を負われた方々にはご回復を祈念いたします。
そして、この素晴らしき作品を届けて頂いたことに対し、京都に縁のある、1人の観客として素直に感謝を申し上げます。-
■今作の素直な感想を簡潔に記す
・緑を基調にした色彩の圧倒的な美しさ。
・僅かな表情の変化で心の機微を表現する数々のシーン。
・秘めた想いを手紙に託し、時空、生死を越えて"真の心"を届ける物語設定の素晴らしさ。
-吉田玲子さんの脚本には、毎回、脱帽する。-
・この作品が京都アニメーションのオリジナルである事。そして、その世界観が反戦の想いを仄かに漂わせている事。
・ヴァイオレットは戦う機械でもなく、代筆する道具でもなく、一人の豊かな感情を持った女性として描かれている事。(普段は感情を秘めているが・・・)
・未来ある希望を感じさせる物語構成である事。
・病に侵された少年が両親、幼き弟に遺した手紙のシーン。
ーここは、”あるメッセージ”と受け取りました・・。-
<京都に縁がある者として、今作品の製作に関わられた方々へ。
心の葛藤、悲しみ、怒りは癒える事はないのかもしれません。
けれど、私は今後も「京都アニメーション」の作品を心待ちにしています・・。
素晴らしき作品を有難うございました。>
<2020年9月19日 劇場にて鑑賞>
NOBUさん、コメントありがとうございます!
こちら金沢も田舎ですが、市松模様ながらも満席でびっくりしました。これというのも、イオン系列が4館あるのに1館でした上映されてないから・・・みたいです。
10分前にチケット買おうとしてたら、前に並んでた女子高生4人組が立ち往生してました。「お先にどうぞ」と言われたので、そのヴァイオレットの画面を見ると、2つしか席が空いてない・・・立ち往生するわけだ・・・と、一人鑑賞者の特権で、ささっと購入いたしました。
すすり泣きは少年パートが最も多かったようです。
しかし、泣き崩れて立ち上がれない子もいるとは・・・さすが京アニですわ。