「やっぱ(微妙なキャラ変更あっても)この二人はただものじゃない」ボーダーライン ソルジャーズ・デイ クラウディア🫶さんの映画レビュー(感想・評価)
やっぱ(微妙なキャラ変更あっても)この二人はただものじゃない
『ボーダーライン』の続編。もちろんベニチオ・デル・トロ様とジョシュ・ブローリン様が主役を張る。脚本担当の方も同じということで、アメリカ合衆国とメキシコの麻薬(不法移民)カルテルの闘いというバックグラウンドも同じ。いやでも期待値が上がるよね。
ヒロインはエミリー・プラントに代わって、イザベラ・モナーが麻薬王の娘役で登場。このイザベルとアレハンドロとの関係性が、本作の注目点。微妙にアレハンドロのキャラが変わったと思った人は多かっただろうね。何しろ前作じゃあ、一家皆〇しのアレハンドロだからね。前作のエミリー・プラント(この人、クワイエットプレイスの奥さんだよね)に対してのときとスタンスが真逆のような印象。どうした!アレハンドロはあったね。
問題解決のためには手段を選ばない。FBIの女性捜査官の信じるお嬢様な正義なんてまったく関係ない男たち。それこそがアレハンドロとマットだったもんね。物語は始まってまもなく、爆弾テロリストに助けてと懇願する母親と小さな女の子を情け容赦なく吹っ飛ばすからね。まあ、この段階では路線変わらずなんだろうと思ったけど…
ただ、アレハンドロとマットの言葉少なげで無表情でいながら何とも言えない表情での演技は、目が離せないというか、いまこの人は何を考えているんだろうと想像力を膨らませてしまうという独特の楽しみ方を本作も提供してくれたよね。にしてもマット役のジョシュ・ブローリンと言えばサノスの人的な意見は、ちょっと納得がいかないかも。顔に石膏みたいなの塗られていて、らしくない演技だったよね!
そうそう、もう一人の重要な子供、ミゲルの件なんだけど、私の解釈は、ミゲルはアレハンドロを殺すつもりはなかった。そういう撃ち方をしたし、アレハンドロもそれはわかっていたという説なんだけど、そんなわけないかあ。一丁前に悪くなっていたけど、弟子入りするとかの展開?それじゃあ、アレハンドロの迷走確定になる、ないかあ。
で、続編はあるのかな?