「野獣の様な一匹狼ベニチオ・デル・トロとメキシコ麻薬王娘の美少女イザベラ・モナーが一緒に逃げる展開は絵になっていた」ボーダーライン ソルジャーズ・デイ Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
野獣の様な一匹狼ベニチオ・デル・トロとメキシコ麻薬王娘の美少女イザベラ・モナーが一緒に逃げる展開は絵になっていた
ステファノ・ソッリマ 監督による2018年製作(122分/PG12)のアメリカ映画。
原題:Sicario: Day of the Soldado、配給:KADOKAWA、劇場公開日:2018年11月16日
第1作とは異なり主演は、シンプルにベニチオ・デル・トロ。彼と一緒に行動するハメになるのが、メキシコカルテルの麻薬王の娘イザベラ・モナーで、野獣と美少女という組み合わせがエンタメ映画的で悪く無い。
ストーリー的にも、メキシコカクテル殲滅望む大統領の下CIA指揮で活動していたのが、政治的要因で突如作戦は中止となり、証拠隠滅のため主人公たちは国家組織により命を狙われるという、米国映画のアクションものの王道の様な展開。
ストーリーが分かりやすく、加えてイザベラ・モナーのアイドルの様な可愛さもあり、前作より楽しめた部分もあったが、脚本テイラー・シェリダンによるメッセージ性の様なものは、かなり薄れてしまって、娯楽アクション映画風になってしまっていたのは少々残念。
あと、銃弾を撃ち込まれ派手に出血もしていたベニチオ・デル・トロが、運良く頬から頬に弾が抜けて死ななかったというのは、都合良すぎで、つまらない展開だと思ってしまった。少年が実はわざと外したとか、秘密の防弾装置でカバーしてたとか、味方が潜入していて袋の中身が変わっていたとか、何か工夫が欲しかったところ。
監督ステファノ・ソッリマ、製作ベイジル・イバニク、 エドワード・L・マクドネル、 モリー・スミス、 サッド・ラッキンビル、 トレント・ラッキンビル、製作総指揮エレン・H・シュワルツ、 リチャード・ミドルトン、 エリカ・リー、キャラクター創造テイラー・シェリダン。脚本テイラー・シェリダン、撮影ダリウス・ウォルスキー、美術ケビン・カバナー、衣装デボラ・L・スコット、編集マシュー・ニューマン、音楽ヒドゥル・グドナドッティル、特殊効果監修マイケル・マイナダス。
出演
ベニチオ・デル・トロアレハンドロ、ジョシュ・ブローリンマット・グレイヴァー、イザベラ・メルセドイザベル・レイエス、マシュー・モディーンジェームズ・ライリーマ、キャサリン・キーナーシンシア・フォード、ジェフリー・ドノバンスティーヴ・フォーシング、イライジャ・ロドリゲスミゲル・エルナンデス、マヌエル・ガルシア=ルルフォギャロ、デビッド・カスタニーダヘクター。