「シャロン・テートの事件を素材に、西部劇の様に、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが敵グループを殲滅」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド Kazu Annさんの映画レビュー(感想・評価)
シャロン・テートの事件を素材に、西部劇の様に、レオナルド・ディカプリオとブラッド・ピットが敵グループを殲滅
2019年製作/161分/PG12/アメリカ、原題または英題:Once Upon a Time... in Hollywood、配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント、劇場公開日:2019年8月30日。
ロマン・ポランスキーの妻で新進女優のシャロン・テート(マーゴット・ロビー)が、実際と異なり、殺されずにすむストーリーはとても面白く感じた。
そしてそれ以上というか、リック(レオナルド・ディカプリオ)を殺しにきたヒッピーたち(史実ではカルト集団マンソンファミリー)を、クリフ(ブラッド・ピット)と猛犬(アメリカン・ピット・ブル・テリア)がぶち殺す描写に、少しまずい気もするが、一種の爽快感を覚えた。おとなしそうだったワンチャンがヒッピー男の股間に噛み付き食いちぎっている様に見えるシーン、どうやって撮ったんだろう?コワ過ぎる、CG?事前にクリフがブルース・リーと互角に闘うシーンを作っておいたことが生きていて、流石の印象。
プール上でゆったりと浮かんでいたリックが、逃げ出したヒッピー女を火炎放射器で焼き殺す設定に、酷すぎると思いながら拍手。これも映画で火炎放射器を用いたエピソードを話していたことが見事に生きていた。
監督クエンティン・タランティーノ、製作デビッド・ハイマン シャノン・マッキントッシュ 、クエンティン・タランティーノ、製作総指揮ジョージア・カカンデス ユー・ドン ジェフリー・チャン、脚本クエンティン・タランティーノ、撮影ロバート・リチャードソン、美術バーバラ・リン、衣装アリアンヌ・フィリップス、編集フレッド・ラスキン、視覚効果デザイン、ジョン・ダイクストラ、キャスティングビクトリア・トーマス。
出演
リック・ダルトンレオナルド・ディカプリオ、クリフ・ブースブラッド・ピット、シャロン・テートマーゴット・ロビー、ジェイ・シブリングエミール・ハーシュ、プッシーキャットマーガレット・クアリー、ジェームズ・ステイシーティモシー・オリファント、トルーディジュリア・バターズ、テックスオースティン・バトラー、スクィーキー・フロムダコタ・ファニング、ジョージ・スパーンブルース・ダーン、ブルース・リーマイク・モー、ウェイン・モウンダールーク・ペリー、スティーブ・マックィーンダミアン・ルイス、マーヴィン・シュワーズアル・パチーノ、ランディカート・ラッセル、ジャネットゾーイ・ベル、ハケット保安官マイケル・マドセン、ニコラス・ハモンド、サマンサ・ロビンソン、ラファウ・ザビエルハ、ロレンツァ・イッツォ、コスタ・ローニン、デイモン・ヘリマン、レナ・ダナム、マディソン・ベイティ、マイキー・マディソン、ジェームズ・ランドリー・ヘバート、マヤ・ホーク、ビクトリア・ペドレッティ、シドニー・スウィーニー。