劇場公開日 2019年8月30日

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「希望を照らすラスト。クセのあるハリウッドの人間ドラマ。」ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5希望を照らすラスト。クセのあるハリウッドの人間ドラマ。

2019年12月4日
PCから投稿

悲しい

単純

寝られる

【賛否両論チェック】
賛:実際の事件を知らずとも楽しめそう。2人の孤高な男達のもがく姿と、暗い事件に希望の光を照らすラストが印象深い。
否:ラストまでの展開はかなり淡々としているので、やや退屈してしまいそう。上映時間も長めで、グロシーンも少しあり。

 実際の殺人事件を知っていると、登場人物の背景なんかが分かるのでより楽しめそうですが、最悪知らなくても問題はなさそうです。
 自分の現状を思い知らされながらも、それでもなおもがき続ける落ち目の俳優と、そんな彼を献身的に支え続けるスタントマン。移り変わっていくハリウッドにあって、2人の孤高な姿が切なく映ります。
 そしてそんな2人に絡めて描かれる、ハリウッドに暗い影を落とした殺人事件。あまり言うとネタバレになってしまうので、詳しくは実際に観ていただきたいのですが、希望が垣間見えるラストが印象的でした。
 上映時間も少し長くて、好き嫌いは分かれそうな内容ですが、気になった方は是非。

映画コーディネーター・門倉カド