劇場公開日 2019年5月31日

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「旬なキャストと音楽陣による切なさ1000%青春ストーリー」さよならくちびる オレさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5旬なキャストと音楽陣による切なさ1000%青春ストーリー

2020年7月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

インディーズ界でにわかに知名度を上げていた女性ギターデュオ「ハルレオ」はそれぞれの道を歩む為、解散を決めた。
全国を巡る解散ツアーの中でローディのシマを含む複雑な三角関係を描いた青春音楽ムービー。

小松菜奈が歌うというだけで観に行ったような今作笑(冗談)
劇中歌をいまや不動の人気を得たシンガー秦基博と新星ながらすでに女性シンガーソングライターの代表のような存在となったあいみょんが手がけたという爽やかなイメージを持つ一方で、メインキャスト3人が三角関係というなかなかドロついた人間関係をセリフ少なに演じる3人の演技力が確かなもので音楽映画としても青春映画としても良質なモノとなっていた。

一つ惜しい点を挙げるとすれば持ち歌が3曲だけで単独ではないにしても7か所もツアーができるのかという点。
複数の会場で同じ曲を数回に渡り聴くシーンがあって若干バラエティの少なさを感じはしたが、その一つ一つのクオリティが上記のプロデューサーということもあってか非常に高く割と聴けてしまう笑。

最後までギスギスした解散ツアーだったが、解散後どこか吹っ切れた表情でシマの車に戻り、とりあえず腹が減ったと図々しくも言い出す2人と絶対にユニットの続行だけはないと否定し続けるもどこか嬉しそうなシマの3人を描いたラストシーンがとても暖かく、切ない続きだった今作の唯一の光となったのがとても印象深い作品だった。

オレ