劇場公開日 2019年5月31日

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「主演2人が良すぎた」さよならくちびる いたるさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0主演2人が良すぎた

2019年6月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

居場所を求め、不安と希望を抱き、徐々に壊れていく関係、3人でいるともやもやが募る一方、音楽で繋ぎとめられており、3人でないと意味のない関係。
そして言いたくても言えない、でも隠せれてない三角関係、このままの関係ではいられなく、そのための解散であり、今後どうするのかも決まってない3人の物語。
バカで何が悪い。
3人の空気感。
3人の関係の終わりへと向かう物語だが、最後の最後まで衝突を繰り返す。
分かってはいるのに敢えて衝突をする。
結末が決まっている状態で始まり、その理由を回想シーンで紐解いていく、そしてそれらを踏まえた上で結末を迎える。
徐々に明らかになる関係性、そして7都市を縦断する中で再確認する関係性。
切なく、苦しく、悲しいものの、夢もあり、結局人間1人じゃ生きられない。
主演2人が良すぎる。

いたる