エクスペンダブル・レディズのレビュー・感想・評価

粗製乱造、勝手便乗で酷評のB級専門プロダクション、アライサムの映画だから期待しないで鑑賞、ところがどっこい、悪女対鬼女というキワモノだからか、まさに水を得た魚状態、アライサムの本領発揮とでもいうべきエンタメ作品。ただし、B級にしては硬派なつくり、お色気シーンは無いのでそちらの期待はお持ちにならないよう・・。

原題は傭兵、邦題は配給会社の勝手便乗だろうが珍しく的を得ているので良いでしょう。
敵も凄腕の悪女、対する特殊部隊も女刑務所からCIAにより抜擢された強者ぞろい、恩赦の見返りにカザフスタン訪問中に武装集団に拉致された米大統領の娘を救出する女傭兵部隊のバトルアクション。
ストーリーも単純明解、まさにシンプルイズベスト、テンポもよく、この手のファンの思い通りに爆走。そんな馬鹿なというシーンも無いわけではないがポップコーン・ムービーとしては十分楽しめました。

本家の真似なのかなとは思いましたが、ついつい観てしまった(笑) クリスタナ・ローケン全然年とらないですねえ～綺麗でした♪

　テロリストの女ボスウルリーカ（ブリジット・ニールセン）はシルベスタ・スタローンの元妻。『エクスペンタブルズ』に触発されたのだろうか。他の4人のメンバーたちもアクション映画によく出ている女性たちだ。特に印象に残っているのは『ターミネーター３』の強敵TXを演じていたクリスタナ・ローケンかなぁ。

　『エクスペンタブルズ』がB級なら、こちらは完全にC級以下。それでもゾーイ・ベルの回し蹴りは炸裂してるし、クリスタナ・ローケンのお色気攻撃には魅了される。アクションシーンだけはちゃんと作ってる感があった。悪役に徹するニールセンも怖くて、夢に出てきそう。